あまり知られていない韓国の脱税芸能人まとめ

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

日本にはあまり知られていないけれど、韓国では有名な芸能人の脱税問題!

あの美しい女優から、アジアプリンスまで、韓国で脱税のことが問題になった芸能人をまとめてみました。

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目次

韓国で有名な脱税芸能人

○キム・アジュン

2004年、バラエティー番組でデビューして、映画『カンナさん大成功です!』の大ヒットでトップ女優となったキム・アジュン。

キム・アジュンは2011年、韓国の国税庁から2007年から2009年までの税金申告に漏れがあったとして、約6000万円の追徴金を徴収されました。

(追徴金とは、国に納税すべき金額を、期日までに払わなかった場合に課せられる懲罰的なお金です。)

当時、キム・アジュンは「税務代理人とやり取りしているプロセスで、漏れが発生したようだ」として、追徴金をすべて納税しました。

 

○ペ・ヨンジュン

あのヨン様も、脱税のことで問題があった韓国芸能人の一人です。

ぺ・ジョンジュンは2011年、2005年頃の所得額の申告に問題があったとして、韓国国税庁から約2億円の追徴金を徴収されました。

ヨン様とヨン様の事務所は、この追徴金が不当だとして裁判所に取り消しの訴訟まで起すことに!

裁判でぺ・ジョンジュンは、自分の申告が正しかったと主張したのですば、彼の主張は認められず、結局敗訴する結果となりました。

 

○チャン・グンソク

アジアのプリンスとして人気の高いチャン・グンソクも、脱税疑惑に巻き込まれたことがあります。

韓国国税庁は2014年夏から2015年まで、有名芸能人および大手芸能事務所に対する海外所得の税務調査を大々的に行いました。

この中で、チャン・グンソクは、中国活動に関する外貨所得の申告手続きに問題があったことが明らかになりました。

チャン・グンソクとその所属事務所により申告漏れは、故意的ではなかったとして、告発まではいかなかったんですけどね。

韓国国税庁は約10億円にのぼる追徴金を徴収、その金額があまりも大きかったので、チャン・グンソクに非難が集まりました。

しかもこれらのニュースが報道されたのが、チャン・グンソクの久々のバラエティー出演となった『三食ご飯』の放送スタート前日で、結局、チャン・グンソクは降板することになりました。

そしてチャン・グンソクは自粛に入り、2015年の1年間、韓国国内では一切活動をしていなかったです。

 

○カン・ホドン

カン・ホドンは、日本ではあまり認知度が高くないですが、韓国では人気MCTOP3にはかならず名前が入る有名芸能人です。

スポーツ選手だったカン・ホドンは、特有の明るさとパワフルなキャラクターで数多くのバラエティー番組に出演、今でも活躍しています。

そんなカン・ホドンが脱税で問題になったのは2011年で、韓国国税庁が、カン・ホドンの所得申告に問題があったとして数7000万円の追徴金を徴収したのが明らかになりました。

カン・ホドンの脱税に関しても、チャン・グンソク同様に故意的ではないとして告発されることはなかったんですけどね。

国民的に人気が高いMCでしたし、真面目で素直なイメージだったこともあって、カン・ホドンはすべての芸能活動をストップし、数年間の自粛に入りました。

その後カン・ホドンは、徐々に復活をはかり、今ではまた人気のMCとして活躍していますが、それまでの数年間はカン・ホドンもかなり苦労したとされています。

 

○ソン・ヘギョ

韓国のトップ女優として、ソン・ジュンギの奥さんとして韓国、日本だけではなく中国でもものすごい人気を誇っているソン・ヘギョ!

ソン・ヘギョも実は、2014年、数億円にのぼる税金を払わなかったとして問題になったことがあります。

韓国メディアの報道内容によると、ソン・ヘギョは2009年から2011年まで約14億円の所得があったと申告しています。

問題になったのは、ソン・ヘギョ側がその所得の中の約5.5億円を経費であると申告しましたが、どこにどんな形で使われた経費なのか領収証などの証拠になる書類を一切出していなかったことです。

所得が経費として使われた場合、その分は納税の対象にならないので、使っていない経費を使ったと申告することは、かなり大きな問題なんです。

これに関しては、ソン・ヘギョ側の脱税行為も問題になりましたが、国税庁のあいまいな調査にも非難が集まりました。

それにソン・ヘギョは高額納税者として、国税庁から表彰されたこともあるので、問題はより大きくなったんです。

ソン・ヘギョ側はこれに対して「税務代理人の間違いを認識出来なかった」として、徴収された追徴金はすべて納税したと発表。

しかしものすごくイメージが良かった女優さんだったので、打撃は大ききかったです。

この脱税の問題でソン・ヘギョは、出演した映画のプロモーションイベントへの参加はもちろん、数年間、韓国活動を自習する結果となりました。

その後、復活してからは、出演したドラマもすべて成功、トップ女優の座を守っているソン・ヘギョですが、いまだに脱税のことで、非難をしている人もいるのも事実です。

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◆韓国芸能人は何でこんなにも脱税するの?

ここまで脱税で問題になった韓国芸能人をまとめてみたのですが、なぜ、芸能人には脱税問題が大きく発生するのでしょうか。

それは芸能人の場合、どこからどこまでを経費として認めるか、その線引きがあいまいであるため、脱税があまりにもしやすいからという問題があるそうです。

韓国芸能界では、有名芸能人の場合、衣装やアクセサリー、交通費などを、慣例的にイベント主催側やブランド側が出してあげることが多いんだそうです。

しかし、これは’何となく行われる慣例’なので、このすべてを諸経費として申請しても、国税庁からしたら調べることが難しいということです。

ソン・ヘギョやペ・ヨンジュンのケースもこれに近いことで、使っているか使っていないかあいまいなお金を、経費として申請、税金額を減らして問題になりました。

もちろん、検察に告発されていないということは、故意性がなかったということなので、罪を犯したとは言えません。

ただ、何より’イメージ’が大事な芸能人にとって、脱税スキャンダルは大きな打撃になっています。

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