赤い月青い太陽31、32話(最終話)のあらすじ・ネタバレの感想

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韓国の大学で日本語学科を卒業し、「大韓翻訳院」の翻訳家育成教育を修了。 日本語能力検定960点。 現在韓国在住で、韓国語教師の仕事にも従事している。

ジホンはついにテジュがウンホの実兄である証拠を掴みます。

一方、テジュの催眠治療により、幼いころの記憶を取り戻したウギョン。

なぜ本当のセギョンに代わって自分の娘がいるのかを継母に問いただします。

それに対し継母は、嘘の話でウギョンを丸め込もうとするのでした。

最終回を迎えた「赤い月青い太陽」。赤いウルムの正体はやはりテジュなのでしょうか?

そして緑色のワンピースの少女は今、どこにいるのでしょうか?!

 

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目次

【31話】

記憶を取り戻したウギョンは、話を23転させる継母にこう言います。

「あんたがセギョンを殺したのよ!」

それに対し継母はこう答えるのでした。

「自分の目で、私が直接殺したところを見たの?」

そして今度は、セギョンが肺炎になったため他の家に預けたと言い出したのです。

当然そんな話は信じないウギョン。

しかし継母は、「私がセギョンを殺したという証拠でもあるの?」と自信満々に言うのでした。

警察で取り調べを受けているテジュ。

数ヶ月前、ウンホがハヌルセンターの荷物を配達しに来た際、受領書に書かれていたウンホの名前から弟であることに気付いたといいます。

テジュが赤いウルムだと考えるジホンでしたが、決定的な証拠が出て来ないためテジュを釈放します。

同じころ、ウギョンのもとには、また赤いウルムからメッセージが届いていました。

メッセージには“次は妹を探す番だ”と書かれており、ウギョンに妹の死体を探せと指示を出します。

その日の夜、継母が倒れ病院に緊急搬送されました。

医者の話によると、継母は治療を拒否しているため、病状はだんだん悪化しているのだといいます。

セギョンに真実を話すウギョン。

しかしセギョンは、本当の娘だと聞いてもすぐに母親のことを許すことができません。

ウギョン 「私のために母を助けてくれない?今度は私の本当の妹を探さなくちゃいけないでしょ?」

ウギョンの言葉で心を動かされたセギョンは、母に治療を受けるよう説得します。

その時、初めて「お母さん」と呼んだセギョンに、継母もまた心を動かされ、移植手術をすることを決心したのでした。

こうしてセギョンの造血幹細胞を継母に移植する手術が始まりました。

その時ウギョンは、継母の家の前にいました。

ジホンから、最も完璧に死体を隠す方法は“自分の目の届く場所に隠すこと”というヒントをもらったウギョンは、ここにセギョンの死体があるのではないかと考えたのです。

そしてウギョンは、ついに居間の暖炉の下からセギョンの白骨を発見したのです!

色褪せたワンピースを抱きしめ、泣き崩れるウギョン・・・。

ウギョンは手術後まだ間もない継母を家に連れて行き、セギョンの白骨を見せてこう言います。

「これは一体どういうことなのよ!死体を埋めといて、ここでテレビを見て笑って、食事をしていたの?!」

 

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【32話】

決定的な証拠を見せられた継母は、やっと本当のことを話し始めます。

冷たくなったセギョンを見たウギョンは、ショックで朝には記憶を失っていたといいます。

そのことを知った両親が、セギョンの代わりに継母の実子を連れてくることを思いついたのでした。

「私はわがままを言ったセギョンを叱っただけよ!それから30年、私だってとても苦労したのよ!」

許しを請うどころか、反対に開き直る継母。

継母の態度にウギョンの声も自然と大きくなります。

継母 「30年間育ててやった母親に向かって、なんて態度なの!」

ウギョン 「母親?!誰が母親なのよ!」

体の中から湧き出る怒りを抑えきれなくなったウギョンは、落ちていたハンマーを手にしてしまいます。

そして振りかざそうとしたその瞬間、小さな手がウギョンの腕を掴んだのです!

それは緑色のワンピースを着たセギョンでした。

またしてもウギョンはこの小さなセギョンに救われたのです。

結局、継母の所業は時効が過ぎてしまっていたため不起訴となりました。

一方、赤いウルムは引き続きウギョンにコンタクトを取っていました。

どうやらウギョンをけしかけて、継母に審判を下そうとしているようです。

その夜、継母を1人残し家を出たウギョンのもとに赤いウルムからメッセージが届きます。

赤いウルム “準備は出来た?”

ウギョン “はい”

赤いウルム “後悔しませんか?”

ウギョン “後悔しません”

明かりが消えて真っ暗になった継母の家。

窓を割って忍び込む赤いウルム。

その時、赤いウルムの背後からウギョンが現れます。「先輩・・・でしょ?」

被っていたフードを取り、顔を見せる赤いウルム。それはやはりテジュでした。

テジュ 「気持ちが変わったのか?継母が憎くないのか?」

ウギョン 「憎いわ・・・殺したいくらい。でも誰かを審判できるほど、私は完璧な人間じゃないの。」

次の瞬間、部屋の明かりが点くと、そこにはテジュに向かい銃を構えているジホンと警察たちがいました。

それを見たテジュは観念したのか、少し微笑みながらウギョンにこう言ったのです。

「よくやった・・・よくやったよ、ウギョン。」

こうして警察に逮捕されたテジュは、シウォンの父を殺したことも、自分が赤いウルムであることも素直に認めたのでした。

取り調べの中でテジュはこんな供述をします。

ある日、自分のクリニックにウンホがやってきて、「10年ほど前から眠るのが怖い」と相談にきたのです。

そこで催眠治療を行ったテジュは、ウンホがこれまで受けてきた地獄のような出来事を知ったのでした。

それから2人は、子供に虐待を加えている大人たちに審判を下すことを始めたのです。

情報収集はテジュ、審判の実行はウンホの役目でした。

テジュはウンホが受けてきた地獄のような出来事を知った時、心の中で「自分じゃなくてよかった」と思ったと言います。

テジュ 「刑事さんなら、そんな考えをした自分を許すことができますか?そんなことをした大人たちを許せますか?」

ジホン 「許せません・・・でも、だからと言って審判をしようとは思いません。私にはそんな資格はありません。」

白い灯台に来たウギョンは、ウンホが命を落とした場所に花を手向けます。

それから間もなく、ジホンもやって来ました。

ウギョン 「ウンホさんは刑事さんのことを嫉妬するほど羨ましいと言っていましたよ。」

ジホン 「僕はウンホのように子供が好きではなかったんです。子供と聞くと、まず責任という言葉が先立ってしまって・・・」

そんなジホンを変えてくれたのはハナでした。

会うたびにジホンを抱きしめ、ジホンの手を握っていたハナ。

ウギョン 「ハナは刑事さんにとても大きなことを教えてくれたんですね。」

そしてジホンは、継母のことについてウギョンに聞くのでした。

ウギョン 「まだ許したわけでは・・・これからも自信はありません。でもテジュ先輩が言っていたように、生きていれば機会がありますから・・・」

そう言い残し立ち去るウギョン・・・。

 

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【赤い月青い太陽 31、32話(最終話)の感想】

継母に審判を下すのかな?と思われたウギョンでしたが、やはり最後は正しい道の方を選びましたね。

というか、赤いウルムの言いなりになるフリをして、最初からおびき出そうという考えだったのかも知れません。

ウギョンの記憶がなくなったことをいいことにして、偽の記憶を植え付けたウギョンの父親。

自分たちの都合のいいように子供の記憶を操るなんて、これもまた一種の虐待と言えるのではないでしょうか?

最後のシーンがちょっと意味深でした。

深く考えなければありふれたエンディングなのですが、ウギョンが「先輩が言っていたように、(継母が)生きていればまた機会がある」と言ったところで、なぜか不気味なBGMが流れていたんです。

これって考え方によっては、ウンホやテジュの意思を継いでウギョンが赤いウルムになるという可能性もあるということ?!なんて思ってしまいました。

最後に1つ、こうなったらいいなぁと思っていること、それはハナちゃんのことです!

ジホンがいつか結婚したら、ハナちゃんを施設から引き取って自分の子供として育ててくれたら・・・なんて思ってしまいました。

ハナちゃんには悲しい過去がありますが、周りにはウギョンやジホン、そしてスヨンなど、力になってくれる人がたくさんいるから安心ですね!

もう二度とウンホのような悲しい子供が現れないよう願うばかりです。

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