赤い月青い太陽23、24話のあらすじ・ネタバレの感想

この記事の著者

韓国の大学で日本語学科を卒業し、「大韓翻訳院」の翻訳家育成教育を修了。 日本語能力検定960点。 現在韓国在住で、韓国語教師の仕事にも従事している。

赤いウルムと繋がることができるサイト「レーザーヘッド」への招待メールを受け取ったウギョンは、そのパスワードを見つけ出し、サイトを閲覧することに成功します。

そこでジホンはウギョンに協力を求め、サイト内の掲示板に架空の虐待事件を書き込み、赤いウルムをおびき出そうとしました。

約束の日時に姿を現した赤いウルムと思われる男・・・しかしその後を尾行したジホンは、不意打ちをくらい男に襲われてしまったのでした。

 

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目次

【23話 前半】

運ばれた病院のベッドで目を覚ますジホン。

ジホンは殴られた時に、犯人の顔をハッキリ見ていました。

しかしそれは人間の顔ではなく、お面でした。

子供たちに人気のキャラクター“優しい人”のお面だったのです。

あのとき、ハナはちゃんと言っていたではないですか。

それ勝手に「優しい顔をした大人の男」と思い込んでいたのは、警察や大人の方だったのです。

今回の一件でおとり捜査がバレてしまったため、赤いウルムによってレーザーヘッドのサイトも削除されてしまいました。

一方、危篤状態でICUに入っていたセギョンの病状は危険な状態を脱し安定してきました。

場面は変わってウンホの部屋。

そこにハヌルセンターの園長がやって来ます。

園長は「よくも俺を陥れやがったな!」と叫びながら、とつぜんウンホに殴る蹴るの暴行を加え始めたのです!

偶然通りかかったウギョンは、その光景に驚き、すぐに院長を止めに入ります。

ウギョンに制止され我に返った園長は、そのまま何も言わず部屋を出て行ってしまいました。

ウンホの手当てをするウギョン。ウンホに「警察に通報するべきだ」といいます。

しかしそれに対しウンホは何故か「見なかったことにして下さい。」と答えるのでした。

ウンホ 「園長と会長は、僕にとって家族のような人たちです。彼らのおかげで僕はこうして暮らしていけているんです。」

ウギョン 「暴力・・・初めてじゃないでしょ?」

ウンホ 「園長はカッとなることがありますが、本当は気が小さくて、心が弱く、情がある人です。」

ウギョン 「暴行は幼い時からなの?」

そんな会話の中で、ウンホはウギョンに謎の言葉をいうのでした。

「先生、見えていることが全てではありませんよ。先生が見えていないことも多いんです。」

 

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【23話 後半】

市内にある餅店で殺人事件が起こります。

殺されたのはこの店の主人で、何者かに包丁で刺殺されていました。

実はこの被害者は、1年半前までハヌルセンターで勤務していた人物だったのです。

現場を見たジホンは、この事件はこれまでの事件と違うという印象を受けます。

包丁は洗ってあるのに血痕は拭いていない、防犯カメラのSDカードは抜いているのに、その際にカメラを壊してしまっているなど、これまでの丁寧で計画的な犯行とは明らかに違いがありました。

そして現場に残されていた指紋を鑑定すると、なんとそれはウンホの指紋だということが判明したのです!

ウンホの取り調べをするジホン。

殺されたユン部長とユンホは親しい間柄でした。

あの日、ウンホはハヌルセンターからの年末の贈り物を届けるために店にやって来たのですが、その時ユン部長はすでに殺されていたといい、自分はやっていないと訴えます。

ところがそんなウンホの証言を否定するかのように、ウンホのスニーカーから防犯カメラの壊れた破片が発見されてしまったのです。

ウンホがSDカードを持ち去ったことは、もう弁解の余地がありません。

 

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【24話 前半】

殺されたユン部長は、ハヌルセンター在籍中に横領容疑で捜査対象になっていたことがわかりました。

証拠不十分で不起訴となったものの、そんな容疑をかけられたにもかかわらず、その後も1年間センターで働いていたというのです。

園長についても、とんでもない事実が判明します。

園長は過去に暴力事件で数件の前科があり、不起訴になったのも数十件あるというのです。

どうやら彼は感情調節ができないという障害があるようでした。

ジホンたちが捜査を進めると、ユン部長はハヌルセンターの退職金でマンションを購入したにもかかわらず、半年前にも餅店をオープンしていました。

このことを確認すると、妻は「昔貸していたお金が、利子が付いて返ってきたから」だと答えたのです。

そのころウギョンは、園長に頼まれウンホの面会に来ていました。

「認めることは早く認めた方がいい。弁護士は手配するから。」という園長の言葉をウンホに伝えるウギョン。

するとその言葉を聞いたウンホは「僕は本当にやってないんです・・・」と突然涙を流し始めます。

ウンホ 「以前、僕にこんなことを言った人がいました。自分だけ家族だと思っていて何になるんだ、彼らはお前を利用しているだけなのに・・・と。」

ウギョン 「彼らとは誰のことですか?園長と・・・(ハッと何かに気付く)ユン部長が殺されたのと何か関係があるのですか?」

ウギョンに説得され、本当のことを警察に話したウンホ。

SDカードには、園長が殺人を犯す決定的な場面が映っていました。

ジホン 「お前はアホか!殺人犯にされるところだったのに、なぜ本当のことを言わなかったんだ!」

ウンホ 「会長が怒るからです・・・僕は今でも会長がこのことを知ってしまうのが怖いんです。」

その言葉を聞いたウギョンは、「誰かに支配されるということは、とても恐ろしいことなんです。」とジホンに言い、ウンホは成長過程において会長に虐待を受けていたのではないかと考えるのでした。

 

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【24話 後半】

こうして、ハヌルセンターの園長は殺人罪で逮捕されました。

お金を借りていたことを「会長にバラすぞ!」と脅された園長は、カッとなってユン部長を刺してしまったのだと言います。

園長は取り調べ中にも「会長には言わないでください!」と連呼していました。

息子である園長もまた、会長に支配されていた1人だったのです。

釈放されたウンホは、会長の屋敷を訪れます。

息子がとうとう殺人を犯してしまったことを知り、それをまるでウンホのせいだと言わんばかりの会長。

「お前は一体何をしていたんだ!」と怒鳴りつけ、持っていた猟銃でウンホを殴りつけます。

一方、園長のマンションを調べていた警察は、部屋の中から「優しい人」のお面を発見します。

そしてパソコンからは、レーザーヘッドのサイトを削除した形跡が発見されたのです。

場面はまた会長の屋敷に戻ります。

先ほどとはうって変わって優しい声でウンホに話しかける会長。

「久しぶりに慰めてくれないか・・・」

するとウンホは一冊の詩集を開き、ムンドゥンイの詩を朗読し始めたのです。

そのころ、セギョンの病室では異変が起こっていました。

なんとセギョンが意識を取り戻したのです!

ウギョン 「セギョン!お姉ちゃんが見えるの?」

セギョン 「おねぇ・・・ちゃ・・ん・・・」

 

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【赤い月青い太陽 23、24話の感想】

事故の後、2年間も植物状態だったセギョンがとうとう目覚めましたね!

ここで意識が戻るということは、今後のストーリーに大きく影響することは間違いないでしょう。

緑色のワンピースを着た少女とセギョンの間には何か関係がありそうです。

今回、ウンホの悲しい過去と現実が明らかとなりました。

孤児だったウンホは、その弱い立場を利用され、会長に心を支配されてしまったばかりか、園長にも利用され続けていたのです。

それにしても、いくら昔から園長の尻ぬぐいばかりしてきたからとはいえ、殺人の罪まで被ろうとするのでしょうか?

でもそれについてはウギョンがドラマの中で言っていました。

「誰かに支配されるのは、とても恐ろしいこと」だと。

物語の終わりに、ウンホが会長にムンドゥンイの詩を読んでいましたね。

これはこのドラマの最初に出てきた、ウギョンが事故で死なせてしまった男の子の絵に書いてあった詩なんですが、なぜこのタイミングでまたその詩が出てきたんでしょう?

物語も佳境に入ってきました!

この先、絡み合った謎がどのように解けていくのか楽しみですね!

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