赤い月青い太陽15、16話のあらすじ・ネタバレの感想

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韓国の大学で日本語学科を卒業し、「大韓翻訳院」の翻訳家育成教育を修了。 日本語能力検定960点。 現在韓国在住で、韓国語教師の仕事にも従事している。

すでにウギョンから示談金を受取っていたにもかかわらず、さらにお金を要求するソグの母親。

その直後、詩が書かれた贈り物を受け取った母親は、ひき逃げ事故に遭ってしまいます。

果たしてこれは偶然なのか・・・それともこの母親も犯人のターゲットになってしまったのか?

一方、幼稚園の同級生のもとを訪ねていたウギョンは、緑色のワンピースを着た少女の似顔を友人に見せます。

するとその絵を見た友人は、その少女をウギョン本人だと言うのでした。

 

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目次

【15話 前半】

友人から絵の少女が自分自身ではないかと言われたウギョンは、1枚の写真を取り出します。

そこに写っているのは幼いころのウギョンでした。

「違うわ・・・私じゃない・・・ほら、全然顔が違うじゃない!」

そう言って友人に写真を見せるウギョン。確かに顔が違います。

一方、「母親の言うことは信じないで!」とジホンに訴えたファジョンの娘・ピンナ。

実は高校生のピンナは、家に帰るとファジョンによって部屋に閉じ込められ、強制的に勉強をさせられていたのです。

ファジョンは学校から帰って来るとピンナの持ち物検査をし、携帯電話はもちろん、女の子なら誰でも持っているリップクリームまで取り上げる始末。

さらに部屋にカメラを設置、娘の一挙手一投足まで監視していたのです。

「愛しているわよ、私の娘。」ファジョンはいつもピンナの部屋に外側から鍵をかける時、決まってこのセリフをいうのでした。

そのころ警察では、赤いウルムが持っていると思われる携帯電話が、7分間だけ電源が入れられていたことを調べ上げていました。

しかもその時間はウギョンの携帯に赤いウルムから返信メッセージが送信された時間と一致・・・これにより、この携帯電話は赤いウルムのものであるということが確実になったのです。

そしてジヘ殺害の流れも判ってきました。

出所したジヘは公衆電話から赤いウルムに電話をかけます。

電話を受けた赤いウルムはジヘの家を訪問、その後殺人現場までジヘを誘導したのです。

そして死亡したジヘの個人情報を使って母親たちの集まるサイトに加入、そこでドンスクに接近していったのでした。

警察の調べで、もう1つわかったことがありました。

それはファジョンの前科についてです。

ファジョンには少しでも自分の邪魔をしたり、気に入らない変動をした人がいれば、とんでもない嫌がらせをしたり、髪を引っ張って暴行をするというような裏の顔があったのです。

 

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【15話 後半】

ウギョンは、自分が幼稚園の頃より前に使っていた物やアルバムが残っていないことに違和感を持っていました。

それについて継母は「ソウルに引っ越して来た時に処分してしまった」とウギョンに言います。

しかしその言葉を聞いても、ウギョンはなぜか納得がいきません。

ウギョンが気になっているのは父に関する記憶でした。

幼い頃、父はアルバムを見せながら、「お前はこの子と仲が良かったんだよ」などとウギョンに教えてくれていたのに、先日実際にその子の会ってみると特に仲良しという訳ではなかったのです。

一体、父親は何のためにそんな話を自分にしていたのか・・・?

今、記憶していることは自分の記憶ではなく、父親によって作られた記憶なのではないか?ウギョンはそう感じていたのです。

そんな矢先、ジホンのもとへ1本の電話がかかってきます。

ソンファンに対する、ハナへの接近禁止の申請が却下されたというのです。

怒りをあらわにし、悔しそうなジホン。

しかし申請が却下された以上、実の親子関係が証明されたハナをソンファンに会わせなくてはならないのでした。

 

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【16話 前半】

翌日、ジホンはウギョンと共に、ハナをソンファンのもとへ連れて行きました。

ソンファンに呼びかけられても、ひと言も答えないハナ。

しかし、ソンファンが「ハナ、ハナ、パパが呼んだらパパを見なくちゃ!」と言った瞬間、今まで下を向いていたハナが突然震えたように顔を上げ、無言でソンファンを見たのです。

どう見ても自然な行動ではなく、恐怖によって動かされたという印象を受けるウギョンとジホン。

そしてついにハナは恐ろしさと緊張のあまりお漏らしをしてしまったのです。

ソンファンの家から戻ったウギョンとジホンは、ハナを施設に送り届けました。

ソンファンに会ったハナの様子を見た2人は、ハナが虐待を受けていたことを確信しました。

しかし2人にはハナを救ってあげられる方法が見つかりません。

ウギョン 「あの人の気持ちがわかる気がしませんか?」

ジホン 「あの人?」

ウギョン 「赤いウルム・・・今の私の気持ちは、赤いウルムと同じです。」

 

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【16話 後半】

その頃、スヨンはファジョンの娘・ピンナと会っていました。

ピンナの腕に傷があるのを見たソヨンは、ピンナが母に虐待を受けていると直感します。

しかしピンナはそれを友達と“スクラッチゲーム”をしていて出来た傷だと言い、虐待を否定したのです。

警察では、また新たな事実を掴んでいました。

ファジョンは以前、麻薬に関する一件で調査を受けたことがあったのです。

それは当時、受験生を持つ母親たちの間で流行していた薬で、それを飲ませると勉強に集中できるという物でした。

しかしジホンが注目したのはその薬に関してではなく、その薬を処方した人物についてでした。

薬を処方した人物、なんとそれはジヘ殺害の犯人であるパク・ヨンテだったのです!

ソグの母親がひき逃げされ重傷を負ったと知ったウギョンは、母親の病室を訪ねます。

ソグの母親は事故に遭った時、こう思ったと言います。

「トラックに轢かれた時、罰を受けたような気がしました・・・お前も自分の子供と同じ目に遭ってみろ・・・子供がどれだけ痛い思いをしたか・・・。」

そして、子供は死んだのに自分は生き残った・・・そう言って母親はウギョンの前でさめざめと泣いたのでした。

数日後、ソグの母親を轢いたひき逃げ犯が警察に逮捕されました。

男は一連の事件とは無関係と思われる留学生で、アルバイトの最中に誤って事故を起こしたと供述しました。

しかしソヨンは、その男の腕に特徴のある刺青があるのを見逃さなかったのです。

ウギョンのもとに、先日訪ねた友人から連絡が入ります。

「なぜあの時、私があの絵の少女をあなたと間違えたか、その理由がわかったわ!」友人はそういうと、メールで幼稚園の頃の写真を1枚送ってきたのです。

その写真の中央に写っている少女は紛れもなくウギョン本人なのですが、問題はウギョンが着ている服でした。

なんと写真の中のウギョンは、あの緑色のワンピースを着て写っているではないですか!

その時、また少し記憶が蘇ってきたウギョン。

写真のワンピースは、実の母親から誕生日にプレゼントされたものだったことを思い出しました。

記憶が混乱して、頭を抱えるウギョン。

すると目の前に、また緑色のワンピースを着た少女が現れたのです!

 

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【赤い月青い太陽 15、16話の感想】

以前より、ウギョンの過去には何か秘密があるような雰囲気ではありましたが、今回それが確かなものとなりました。

しかも実の父親によって事実ではない記憶が作られているのです。

ウギョンの父親は、一体何を隠したかったのでしょうか?

流れから考えると、そのことと緑色のワンピースを着た少女が関係あることは間違いありません。

ウギョンがそのワンピースを着て写っている写真もまた、謎を解く重大な手がかりになるような気がします。

あと、心配なのがハナちゃんです。

最初はハナの存在を知らなかったと言っていたソンファンでしたが、ここにきてハナを引き取るような行動を起こし始めました。

施設に引き取られ、やっと笑顔が戻っていたハナちゃんがまた不幸になってしまうのではないかと心配でたまりません。

ウギョンとジホンが早くソンファンの虐待の事実を暴いて、ハナちゃんを救ってくれるよう祈るばかりです。

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