クヮクチーム長に届いた“remember”と書かれた謎の写真が、今度は解剖チームのチョ室長にも送られてきました。
これまでの話から、これらの写真は9年前に土の中から発見された白骨死体とみられ、当時は解剖の必要が無いとしてそのまま火葬されたということがわかっています。
この時、解剖の必要が無いという上層部の意見に従ったのがクヮクチーム長で、火葬後に報告を受け、解剖の必要性を訴えたのが上司であったチョ室長でした。
さて、この“remember”事件、今後はどのような展開を見せて行くのでしょうか?
そしてついに今回、ジヌの前にサンピルが姿を現します!
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目次
【序盤】
この日、久しぶりのデートを楽しんでいたジヌとカン刑事は映画館にやって来ました。
しかし前の席に座っている男性の背が高すぎてスクリーンが良く見えないジヌ、男性に「すいませんが、少し姿勢を低くしていただけませんか?」とお願いします。
「わかりました。」と快く返事をしてくれた男性、その人物が振り返ると・・・なんとそれはサンピルだったのです!
サンピルの顔を見ても普通にしているジヌ。どうやらジヌは彼に会うのは初めてのようです・・・。
映画が終わった後、サンピルはジヌに話しかけます。
「有名な博士ですよね?テレビでお見掛けしました。」
そしてジヌにサインをもらった後、立ち去るサンピル。
その容貌からジヌは「あー、ヤクザかと思ってビビったわ~」とカン刑事に話します。
翌日、漢江(ハンガン)のジョギングコースで若い男性の遺体が発見されます。
昨夜、ランニング中に死亡したと思われるのですが、不思議なことに男性はサングラスをかけたまま倒れていました。
しかしその理由はすぐにわかったのです。
死亡した男性は1つの目に黒目が2つ存在する、重瞳(ちょうどう)と呼ばれる世界的にもとても珍しい病気でした。
ところが警察が不思議に思ったのは病気のことだけではありませんでした。
被害者のスマートウォッチが故意的に破壊されていて、当初倒れていた場所から引きずって移動した形跡があったのです。
さらに驚いたのは解剖をした時でした。
鍛え抜かれた被害者の体はとても人間のものとは思えないほどで、まるで芸術作品のようだと驚く法医学事務所のメンバーたち。
しかし解剖を進めると、臓器全体が肥大しており、どう見ても20代なのに骨密度は70歳代という結果が出たのです。
被害者の名前はシン・ゴヌ、24歳。
眼の病気のせいか、中学校を卒業してから今まで何をしていたのか一切記録がありません。
その頃、ジヌはナム刑事と共にゴヌの自宅を捜索していました。
そこからわかったこと、それはゴヌがステロイドと麻薬性鎮痛剤を同時に接種していたということ、つまりゴヌは体の限界を超えてまで運動をしていたということになります。
窓のカーテンは閉められたまま、テレビも鏡もないこの部屋でただ運動するだけの毎日・・・ジヌにはそんなゴヌの姿が目に浮かぶようです。
希少病であるがゆえに普通の生活ができなかったゴヌの心情を推し量り、心を痛めるジヌ。
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【中盤】
それからまもなく、ゴヌのスマートウォッチを破壊し、携帯電話を持ち去った人物が特定されました。
イ・ヨンナクというこの男は、カン刑事が自宅を訪れた際に逃走を図ろうと窓から飛び降り、大けがを負ってしまいます。
そのまま病院に運ばれたヨンナクでしたが、その体には暴行を受けたような跡が複数ついていたのです。
サンピルとテジュンは食堂でトッポッキを食べていました。
周りのお客さんたちを見たサンピルはテジュンに、「みんな幸せそうに見えるな」と言いますが、その笑顔はどこか寂しそうです。
そんなサンピルの横顔をずっと見つめるテジュン。
テジュン 「アニキ、気分が良くないんですか?」
サンピル 「いいや、みんな幸せそうに見えたからさ。」
テジュン 「アニキの側には私がいますよ・・・」
と、そのときテレビに映ったのはクヮクチーム長のインタビューでした。
それを見たサンピルの目には、みるみるうちに殺気がみなぎっていきます。
場面は変わってヨンナクの病室。
意識を取り戻したヨンナクですが、有名な事務所の弁護士がやってきて、ジヌが直接ヨンナクから話を聞くことを阻止します。
この弁護士事務所の契約料は、とても一般人が払える料金ではありません。
ジヌはヨンナクのバックには何かがあると確信します。
捜査を進めて行くと、ヨンナクとゴヌは中学校の同級生だったということがわかりました。
そしてゴヌのスマートウォッチのデーターも復旧に成功します。
ゴヌが1日に消化していた運動量は、まさに自殺行為と言えるほどでした。
これは自分の意思でやったことではないと直感したジヌは、何者かが違法薬物を注射しながらゴヌに運動を続けさせていたと考えます。
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【終盤】
ヨンナクの病室。
誰かに向かい「すいませんでした・・・何もしゃべっていません」と謝り続けるヨンナク。
その様子を後ろで見ている弁護士・・・。
場面は変わって、とあるカフェ。
クヮクチーム長が、1人で誰かを待っています。
すると突然、横を通り過ぎた人物がチーム長の首に何かを付けました。
同時に体がマヒしたように動けなってしまったクヮクチーム長。
チーム長の首に何かを付けた人物、それはサンピルでした。
後ろの席に座ったサンピルは、動けなくなったチーム長の耳元に何かをささやきます。
自宅のパソコンで調べ物をしているジヌ。
するといきなりパソコンの画面に難しい物理学の問題が出てきます。
ジヌは天才の本能でその問題を解いてしまいますが、すると画面に“Access”と出てコダスのマークが浮かび上がったのです!
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【神のクイズ リブート 9話の感想】
黒目が2つあるという希少病のせいで、普通の人のような生活ができなかったゴヌ。
それだけでも可哀想なのに、そんなゴヌに虐待ともいえる運動をさせ、それが原因で死んでしまったなんて本当にひどすぎる話です。
次回はたぶんこの事件の解決編になると思いますが、一体誰がどうして社会的に弱い立場のゴヌをこんな目にあわせたのか?真相が明らかになる前から怒りがこみ上げてきます。
これまで冷酷に殺人を犯して来たサンピルとテジュンですが、今回で印象が少し変わってきました。
特にテジュンがサンピルを見る目は、本当に心から心配しているという感じで優しさが溢れています。
この2人、ただのチンピラではないようです。
そこには何かとても悲しい秘密が隠されているのではないでしょうか?
そうそう、サンピルといえば、クヮクチーム長が襲われてしまいましたね!
完全に体がマヒして動けなくなってしまったチーム長は、一体どうなってしまうのでしょうか?!