赤い月青い太陽1、2話のあらすじ・ネタバレの感想

この記事の著者

韓国の大学で日本語学科を卒業し、「大韓翻訳院」の翻訳家育成教育を修了。 日本語能力検定960点。 現在韓国在住で、韓国語教師の仕事にも従事している。

良き母であり有能な児童相談家でもあるハン・ウギョンは、可愛い娘と優しい夫に囲まれ、完璧な人生を送っていました。

そればかりか、臨月を迎えていたウギョンはもうすぐ第2子も誕生する予定で、まるで絵にかいたような幸せな日々を過ごしていたのです。

しかしあの事件を境にウギョンの人生は大きく変わってしまいます。

ウギョンの前に突然現れた、緑色のワンピースを着た女の子。

そしてその女の子を探す途中で起こる殺人事件。

奇妙なことに、殺人現場には必ず一節の詩が残されているのでした。

 

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目次

【1話 前半】

児童相談家であるウギョンは、シワンという男児を担当していました。

後ろ向きのまま階段から飛び降りてケガをしたシワンに、ウギョンはその理由を聞きます。

しかしシワンはただ「何となく・・・」と答えるだけでした。

それよりシワンはウギョンの大きなお腹が気になるようです。

シワン 「いつ生まれるの?」

ウギョン 「もうすぐよ。娘がとても兄弟を欲しがったの。」

しかし会話をしていくうちに、シワンの妹が死んだという話を聞き、ショックを受けるウギョン。

この日、刑務所から1人の女が出所しました。

女の名前はパク・ジヘといい、自分の息子を殺した夫の共犯として逮捕されていたのです。

刑務所の前では、「殺人者」「悪魔」などと書かれたプラカードを持った市民団体が集まり、ジヘに卵を投げつけていました。

世間は自分の子供に火をつけて焼いた、悪魔のような母親を忘れてはいなかったのです。

ウギョンには2年前から植物状態で意識が戻らないセギョンという妹がいました。

母親と共に時々病院を訪れ、髪や体を洗ったり身の回りの世話をしてきたのですが、この日セギョンは突然目を開けたのです。

しかしそれは意識が戻ったからではありませんでした。

医者によるとたまにこんなことが起こるのだといいます。

一見、幸せそうに見えていたウギョンの生活でしたが、IT企業の副社長である夫のミンソクは、実は秘書のヨンジュとただならぬ関係でした。

その日の夜、閉園した遊園地の前で1台の車が炎上し、中から性別不明の死体が発見されるという事件が起こります。

車の所有者がジヘの夫であったことから、焼け焦げた死体はジヘではないかと思われました。

強力係の刑事カン・ジホンはこの事件を調べ始めます。

 

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【1話 後半】

産婦人科で検診を終えたウギョンは、シワンの児童相談に向かうため車を運転していました。

しかし途中でシワンの母親からキャンセルの電話を受けます。

一方的に電話を切られたウギョンは、気分転換に音楽をかけながら運転を続けました。

すると前を走っていたトラックが急に左右に大きく揺れたかと思うと、隣の車線に移動したのです。

その瞬間、ウギョンの目の前に現れたのは、道路の真ん中に立っている緑色のワンピースを着た女の子の姿でした。

急ブレーキを踏むウギョン・・・しかし間に合いませんでした。

ウギョンは子供を轢いてしまったのです。

それから少し後、ウギョンの姿は警察署にありました。

轢かれた子供は、不幸にも死亡したと知らされます。

ミンソク 「車専用道路なのに、どうして子供があんなところに・・・」

警察官 「男の子だから好奇心で入って行ったんじゃないでしょうか?」

その会話を聞いたウギョンは耳を疑いました。

「男の子ですって?!私が事故を起こしたのは確かに女の子でした!」

しかし車載カメラで確認しても、映っている映像は男の子です。

事故以来、精神的に不安定になっているウギョン。

警察官も夫のミンソクも、ショックのあまりウギョンが混乱しているのだと思ったのです。

会社に戻ったミンソク。

秘書のヨンジュが心配そうに声をかけます。

ヨンジュ 「(事態は)あまり良くないのですか?」

ミンソク 「妻がまた壊れてしまいそうなんだ・・・」

 

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【2話 前半】

まだ服役中であるジヘの夫・エドを訪ねたジホン。

エドは「妻は自殺するような人間ではない、殺されたに違いない」と言います。

エドの言った通り、解剖の結果ジヘの遺体からは大量の麻酔剤が検出され、殺人事件として再捜査することが決定しました。

一方、事故で死んだ子供の両親は一向に現れる気配はありません。

弁護士は、このまま保護者が現れなければウギョンは無罪になる可能性が高いと言います。

周りの人々は口を揃えて、ウギョンに親が名乗り出ないことについて「よかった」というのです。

夫のミンソクもそう言いたげな雰囲気でした。

妊娠中ということもあり子供の問題に敏感になっているウギョンは、その言葉に納得できず、夫に対しとうとう気持ちを爆発させてしまいます。

「道で子供が車に轢かれて死んだのに、親も名乗り出ない。それのどこが“良かった”のよ!」

しかし夫は、他人の子供より自分の家族や娘のことを考えて欲しいと思っているのです。

思い悩み、崩れていくウギョンの心・・・。

このままでは死んだ子供は無縁仏になってしまうと聞いたウギョンは、自分がその子供の供養をしたいと言い出すのでした。

 

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【2話 後半】

ジホンは、ジヘが出所した時に集まっていたデモ団体の人物を調査していました。

その中に、なんとウギョンがいたのです。

そのころウギョンは死んだ子供を荼毘に付し、納骨堂へ来ていました。

そこでまた緑色のワンピースを着た女の子を目撃したウギョンは、女の子の後を追いかけます。

その途中ジホンと出会うウギョン。

ジホンは、ジヘ殺害事件の件でウギョンに話を聞こうと納骨堂に来ていたのでした。

ジヘが殺されたと聞いたウギョンは、ジホンにこんな言葉をいいます。

「自殺なら良心の呵責があったのだろうし、他殺なら罰を受けたんでしょう。」

それに対しジホンはこう言い返します。

「罰を下すのは神のすることです。人間がしたのなら、殺人・・・それ以上でもそれ以下でもありません。」

ジホンにデモに参加した時の写真を見せられたウギョンは、その中に知っている顔を見つけました。

それはパク・ヨンテという男で、ウギョンが所属している児童相談センターに時々来る医師でした。

調べるとヨンテは以前、勤務していた病院から睡眠誘導剤を大量に盗み起訴されていました。

しかもその薬品はジヘの遺体から検出されたものと同じ薬品ということがわかったのです。

ウギョンは担当の警察官にお願いし、死亡した子供の遺留品を見せてもらっていました。

そして子供が履いていた靴の中に1枚の絵が隠されていたのを発見したのです。

絵の裏には詩の一節のような言葉が書かれていました。

“麦畑に 月が昇れば・・・”

重要容疑者であるパク・ヨンテの携帯信号が故郷にある実家から確認されたため、その場所に向かったジホン。

すると家の中から突然、男の凄まじい悲鳴が聞こえてきたのです。

悲鳴のする方に向かうジホン。

そこには血だらけになりぐったりとしているヨンテ、そしてヨンテの前には刃物を持った若い女性の姿があったのです。

 

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【赤い月 青い太陽 1、2話の感想】

まだ1~2話だからそれほど重要な内容は出ないだろうと思っていたのですが、予想以上に展開が早く、ぐんぐんと物語に引き込まれて行きました。

それにしても最初から、事故、浮気、殺人・・・と、これだけでも充分いっぱいいっぱいなのに、そこに謎めいた女の子の登場、そして意味深な詩の一節まで、まさにてんこ盛りの内容です。

ドラマの中で夫・ミンソクが「また妻が壊れてしまいそうだ」と気になるセリフを言っていましたね。

つまり以前にも、ウギョンは精神的におかしくなってしまった過去があるということです。

その過去とミンソクの浮気は何か関係があるのでしょうか?

そして驚いたことに、ミンソクの浮気相手の秘書ヨンジュはジホンの元カノでした。

この辺りの複雑に絡み合う関係も、この後どうなるのか気になるところです。

最初からジェットコースター並みの展開で始まった「赤い月 青い太陽」、もう面白くなりそうな予感しかしません!

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