人体の内部から発火し焼死してしまうという前代未聞の事件に乗り出した天才医師・ジヌ。
ジヌは人工知能死因解析システム「コダス」の間違いを指摘し、発火のメカニズムを見事に解明しました。
同時にこの事件は自然発火ではなく、人間によって発火させられたものであることも証明したのです。
有力な容疑者を追跡中だったジヌとカン刑事でしたが、2人の目の前に屋上から何かが落下してきました。
それはなんと、火だるまになった人間だったのです・・・。
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目次
【序盤】
車の屋根の上に落ちてきた火だるまになった人間・・・火を消し止めたジヌは、被害者の顔を見て驚きます。
それはつい先ほどまで会っていた、研究所の事務課長だったのです。
ジヌが火を消している最中、カン刑事は現場で犯人の学生・ジェスンの姿を見かけ追跡を始めます。
行き止まりになり、逃げ場がなくなったジェスンはカバンから取り出した薬品を地面に捨てました。
するとカン刑事の目の前で薬品が爆発!間一髪のところで駆け付けたジヌに救われましたが、ジェスンには逃げられてしまいました。
その後、ジェスンのアパートからは拉致されていた事務課長の娘が無事に保護されました。
事務所に戻ってきたジヌとカン刑事。
事務課長殺害事件についてチーム員たちとディスカッションします。
ムン研究員 「こんな残酷なやり方・・・犯人はもしかしたら被害者たちに審判を下そうと事件を起こしているんじゃないかしら?」
ジヌ 「審判か・・・」
調べを進めると、信じがたい事実が判明しました。
それは被害者2人の腎臓は2つとも同じ人間の物だということでした。
ジヌ 「ということは、提供者は当然死んでいるということになるねぇ。」
ムン研究員 「ええ、でも手術記録がないので、提供者を特定することができないんです。」
犯人と思われる学生の名前はパク・ジェスン。
ジェスンの母は運動神経細胞が破壊され筋肉神経に問題が生じる特殊な病気にかかっていましたが、すでに去年この世を去っていました。
その死因というのが、母親を乗せた救急車が事故を起こして出火したため焼死したというのです。
そして母親が事故を起こしたウットゥム信頼病院で掃除婦として働いていたという事実も判明しました。
ジヌたちはジェスンの母親の病状について聞こうとウットゥム信頼病院を訪ねますが、担当していた医師が戻るのは2ヶ月後だと言われます。
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【中盤】
成績も優秀で、留学も決まっていた親孝行息子のジェスンが怪物と化してしまった原因は「恨み」によるものだと考えたジヌは、もう一度ジェスンの家を調べることにしました。
ジェスンの部屋には新しい旅行用のキャリーケースがありました。
これをみてもジェスンが留学予定だったことがわかります。
居間にある薬箱の中からある薬品を発見し、顔色が変わるジヌ。
そして母親の髪の毛を採取し、事務所に持ち帰って鑑定をしたのです。
ジェスンの友人からも気になる証言を得ることができました。
ある日一方的に研究室側から留学が取り消され、教授の息子が代わりに行くことになったというのです。
留学に行けば、学費のためにろくに治療も受けられない母親を幸せにしてやることができると考えていたジェスン。希望を絶たれたジェスンは絶望の淵に立たされます。
ジヌとカン刑事のもとに新たな情報がもたらされました。
ジェスンが薬局で大量に薬品を買い込んだというのです。
ところがその薬品の明細を見せられても、ジヌにはジェスンが何を作ろうとしているのかすぐにはわかりませんでした。
しかし解剖チームのメンバーは、ジヌなら当然すぐに答えを出すと考え、「できるよねー、頼んだよー!」と丸投げです。
その少し後、ジヌの姿はコダスチーム入口の前にありました。
どうやらコダスの力を借りようと考えているらしいのですが、なかなか扉の中に入ることができません。
と、そこへクヮクチーム長がやってきました。
勘の鋭いクヮクチーム長は、ジヌが何か頼みに来たのを瞬時に察知したようです。
クヮクチーム長 「何か頼みたいことでもあるんですか?恥ずかしいことではありませんよ、どうぞおっしゃって下さい。」
ジヌ 「私が・・・ちょ、ちょ、ちょっと、た、た尋ねたいことがあるんだが・・・」
意外にもあっさりとコダスチームの中に通してくれたクヮクチーム長。
ジヌの頭脳を持ってしてもすぐに答えが出なかっただけあって、コダスでも少し時間はかかったものの、ついにジェスンが作っていると思われる物質を割り出すことに成功したのです。
その物質・・・それは血液と空気だけで発火するという危険な物質でした。
クヮクチーム長 「この物質が血液に注射されている状態なら、息をした瞬間に人体内部から発火するだろうな。」
ジヌはコダスチームのスンビンに中和剤を作るようにお願いします。
それに対しスンビンは「少しお時間をください!」と快諾、すぐに中和剤を作ってくれたのです。
解剖チームに戻ったジヌは、自分の考えていたことが真実だったことを知らされます。
ジェスンの母親の肝臓と被害者2人の肝臓のDNAが一致したのです。
ジェスンの最終ターゲットが肝臓移植手術をした院長だと考えたジヌは、急いで院長宅に向かいます。
駆け付けると、ちょうどジヌが院長を襲っている最中でした。
警察が来たことで逃げ場がなくなったジェスンは、薬品が入った注射器を自分の首に刺してしまいます。
しかしすぐにジヌが中和剤を注射し、ジェスンは一命をとりとめました。
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【終盤】
この事件の真相・・・それはとても悲しいものでした。
もともとお金に困っていたジェスンの母親に腎臓移植の提供者になる話を持ち掛けたのは、院長と事務課長、そして2番目の被害者である母親の主治医でした。
でもそれは、あくまでも片方の腎臓だけだったのです。
しかしジェスンの留学が取り消されたと知った母は、何としても息子を留学させるため、自ら腎臓を2つとも移植してくれと院長に懇願したのです。
その代り、約束のお金は必ず息子に支払うように言い残し・・・。
場面は変わって、とある高級マンションの一室。
全身に刺青のある、独特の髪形をした男が中国語で電話をしています。
「皆殺しにするまでは戻らない」
その男は物騒な言葉を口にします・・・。
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【神のクイズ リブート 2話の感想】
人体発火事件は解決しましたが・・・真相があまりにも切な過ぎて、全然スッキリしません!
もちろん被害者を殺したジェスンが悪いに決まっているのですが、どうしても同情してしまいます。
ジヌもドラマの中で「お金を持っている者がより優遇される世の中」と言っていましたが、これは今の韓国社会を反映した言葉と言えると思います。
母親がなけなしのお金をはたいて買ったキャリーケースがとても物悲しく見えました。
ところで、最後にチラッと登場した中国語を話す人物・・・顔がアップになってビックリしました!
なんと殺人微笑でお馴染みのキム・ジェウォンさんではないですか!
これまではその誠実な外見から、好青年や良い人の役ばかりでしたが、こんな刺青が入った悪役なんて初めてではないでしょうか?
それにしても、ものすごいビミョーな髪形です・・・。
これまでの印象を打ち破り、悪役を演じ切ることができるでしょうか?
今後のキム・ジェウォンさんの演技にも注目したいですね!