ウエが次に狙ったのはハン所長でした。
間一髪のところでハン所長の自殺を食い止めたダイル。しかしウエはナイフで所長の腹部を刺し重傷を負わせてしまいます。
怒りを抑えきれなくなったダイルは、外でウエと決着をつけようとします。
ところがウエは、ダイルの力を使わせないよう到着した警察官たちを操り、パク刑事に銃口を向けさせたのでした。
そこにヨウルが現れ、この場で自殺してしまうとウエを脅すのですが・・・。
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目次
【序盤】
「私がここで死んでしまったら、あなたは何もできないじゃない!」
自分が死ねば憑依する場所がなくなり、ウエが死んでしまうということを知っているヨウルは、自分の首にナイフを当てながらウエに詰め寄ります。
「ヨウル!」
「ヨウルさん!」
ダイルとパク刑事が同時に叫びます。
ヨウルはウエに向かいこう言いました。
「警官たちを操るのをやめて!私が一緒に行くから・・・」
ヨウルの提案を受け入れたウエ。2人が事務所の中へ入ろうとしたその時、ウエの隙を見たダイルは力を使い警官たちから一斉に銃を取り上げます。
あまりに強い力を使ったため、血を吐いてしまうダイル。
しかし一丁の拳銃が地面に落ちた瞬間に暴発、パク刑事の腹部に命中してしまいます。
「パク刑事!」倒れたパク刑事に駆け付けるダイル。
パク刑事は「こうなる前に最初からヨウルさんを信じるべきだったのに・・・」とつぶやくと、意識を失ってしまいました。
一方、ヨウルとウエは事務所の中の1室に入って行きます。
ダイルが追いかけてきた時は、もう部屋の鍵が閉められてしまうところでした。
何とかしてそのドアを開けようとするダイルでしたが、霊的なバリアが張られているのか開けることができません。
すると、中からヨウルの声が聞こえてきました。
「ダイルさん、開けようとしないでください。私は出ません。」
すでに覚悟を決めているヨウルは、ダイルに最後のメッセージを伝えます。
ヨウル 「ウエはダイルさんの大切な人たちを殺すと言ってるじゃないですか。ダイルさんは大切な人たちを守って下さい・・・ダイルさんのことは私が守ります。」
ダイル 「俺はそんなことできない!俺はどうせ死ぬんだ!」
ヨウル 「1%でも希望があるなら諦めないでください。私はもう誰かが死ぬのはイヤなんです!さようなら・・・ダイルさん」
「ヨウル!ヨウル!!」事務所の中に響く、ダイルの悲痛な叫び。
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【中盤】
ダイルは開けることができないドアの前で途方に暮れていました。
そこへキル先生がやってきます。
キル先生は、今ドアを開けるとヨウルが死んでしまう危険があるため、いっそのこと乗り移られた方がいいと言います。
ダイル 「何だって?!」
キル先生 「ドアが開くまで待って・・・中でウエが死んでいて、ヨウルに乗り移ってると感じたら、ヨウルだけを捕まえるのよ。」
ダイル 「お前は何をしようというんだ?」
キル先生 「ヨウルの体からウエを引き離すことができたら・・・私の体に取り込むわ!」
キル先生はそう言うと、事務所を飛び出し、知り合いのおじいちゃん幽霊のもとへ向かったのでした。
しかし、いつも見えるはずのおじいちゃん幽霊が今日は見えないのです。
「霊を私の体に呼び込む方法を教えてよ!」
いくらキル先生が叫んでも、おじいちゃんは現れません。
実は、キル先生は10歳の時にこのおじいちゃん幽霊に憑依されたのです。そのせいでキル先生は巫女になったのでした。
でも少し様子が変です。おじいちゃんはいつもの場所にいるのに、キル先生にはそれが見えていないようです。
「昔、私に迷惑かけたなら助けてくれたっていいじゃない!大事な時に見えないなんて・・・」
子供のように泣きじゃくり、その場に座り込んでしまうキル先生。
そのころ事務所の1室にいたヨウルは、ウエにこんな提案をしていました。
ヨウル 「今からでも平凡に生きてみたいと思わない?」
ウエ 「・・・・」
ヨウル 「私の体に入りなさい!これからはチョン・ヨウルとして生きたらいいわ。だから人を殺すのはもうやめて・・・ダイルさんにも手を出さないで!」
そんなヨウルに対し、ニヤリと気味の悪い笑みを浮かべたウエはこう言います。
ウエ 「これからイ・ダイルはヨウルが人を殺す姿を見ることになるのね・・・」
事務所に戻ったキル先生。
さっきまでいたダイルの姿が見えません。
「イ・ダイルどこにいるの?」
以前はダイルの姿は見えなくとも、気配を見ることはできたキル先生。
しかし今はダイルが力を使って姿を現さないと見えなくなってしまったようです。
そういえばドクジュンの死体に手を当てたときも、ウエの母親の死体に手を当てたときも何かを感じることができなかった・・・。
そうです、キル先生には霊的な力が全然なくなってしまったのです。
絶望するキル先生。
「もう私にはウエを呼び込むことができない・・・」
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【終盤】
その時、ヨウルとウエがいる部屋からものすごい光が見えました。
何かとんでもないことが起こったと直感したダイルは、自分が持っているありったけの力を使いドアを開けます。
部屋の中には、泣きながら座り込むるヨウルがいました。その手にはナイフが握られています。
「私が・・・殺したの・・・」
消え入りそうな声で話すヨウルの側には、心臓を一突きにされたウエの死体が横たわっていました。
「よくやったわ、病院に行きましょう」とヨウルの肩を抱きかかえるキル先生。
ダイル 「大丈夫か?」
ヨウル 「私、病院より家に行きたい・・・」
稀代の殺人鬼・ウエの死体は手足のみならず、すでに顔の一部まで腐りかけていました。
ダイルは希望通り、ヨウルを自宅へ連れて行きます。
警察では今回の事件を、「ウエが人質を取った上で自殺した」ということで処理しました。
そして病院では、重傷を負ったハン所長とパク刑事の緊急手術が始まったのです。
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【今日の探偵 29話の感想】
一見、いつものヨウルのように見えますが、これは本当にヨウルなのでしょうか?
ウエがこんなに簡単に死んでしまうはずがありません。
まずは次回、ヨウルがどんな行動をするのか注目してみましょう!
男っぽく、いつもはクールなキル先生ですが、今回は貴重な先生の涙が見れましたね。
親友のパク刑事が撃たれたと知ったとき、そしておじいちゃん幽霊を訪ねて行ったときには子供のように声を上げて泣いていました。
昔、キル先生に憑りついたことで少なからず罪悪感を持っているおじいちゃん幽霊は、霊能力がなくなってしまったキル先生を見て「これで普通の女の子のように暮らせるな」と少し嬉しそうでした。
きっと今までも、あの場所でキル先生の成長を見守っていたのだと思います。
それにしてもハン所長とパク刑事の容体がとても心配ですね・・・。
いよいよ大詰めを迎えた「今日の探偵」。
最後がどうなるのか気になります。