殺されたコ・ヨンスクと犯人のヒョンソクは、2人とも幸福福祉院という施設にいたということが明らかとなり、ヒョンソクはそこでひどい仕打ちを受けていたという事実が明らかになりました。
復讐のため、ヒョンソクは幸福福祉院の院長の殺害を計画しますが、テジュたちの活躍により失敗に終わってしまいます。
数日前、テジュのもとにかかってきた奇妙な電話。ヒョンソクはその電話の主を知っているようでした。
警察に追い詰められ、銃弾を受けたヒョンソクは「その人物は、もうすぐ会いに来る」と言い残し、川に落ちて行きます。そしてテジュもまた、ヒョンソクを追って川に飛び込んでしまったのでした。
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目次
【序盤】
「おい!しっかりしろ!大丈夫か?」
カン係長の声で意識を取り戻したテジュ。そこはヒョンソクと共に飛び込んだ川の近くでした。
少し離れた場所には、担架に乗せられたヒョンソクが横たわっていましたが、彼はすでに死亡していました。
「兄ちゃん!兄ちゃん!」辺りに響き渡る、弟ミンソクの泣き叫ぶ声。
ヒョンソクの死により、1988年で起こった一連の事件は解決しました。
しかしテジュはなぜか胸騒ぎがするのです。
ヒョンソクは川に落ちる直前、こう言っていたではないですか。
ソウルからかかって来た怪しい電話の主が、もうすぐテジュを訪ねてくると・・・。
今回の事件解決は、カン係長率いる強力班のメンバーの活躍によるものだったにもかかわらず、今回の件で最も恩恵を受けたのはキム刑事課長でした。
キム刑事係長は、強力班のメンバーに賞を与えるどころか、反対にイ刑事、チョ刑事、ユン巡査に対し、翌日から他の部署での勤務を命じたのです。
それを聞いたカン係長は激怒し、キム刑事課長に殴りかかって行きます。
その夜、あまりの悔しさにヤケ酒を飲んだカン係長は、歩けないほど悪酔いしてしまったため、テジュが自宅まで車で送ることにしました。
しかし着いた先は自宅ではなく、キム刑事係長が住む住宅街だったのです。
「1発殴らんと気が済まん!」そう言って車を降りたカン係長。テジュはすぐに追おうとしましたが、その時、深夜にもかかわらず近くの公衆電話のベルが鳴ったのです。
受話器を取ると、そこから聞こえて来たのは例の男の声でした。
「ハン・テジュさん、時が来ました。もうすぐ会えますよ・・・」
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【中盤】
翌朝、テジュはカン係長からの電話で目が覚めます。
「ちょっとこっちに来てくれないか?俺・・・やっちまったみたいなんだ・・・」
いつものカン係長らしからぬ異様な様子に、ただ事ではないと直感したテジュはすぐに家を飛び出します。
カン係長はキム刑事課長の家にいました。
カン係長の白いワイシャツは血で真っ赤に染められています。
テジュ 「これはどういうことですか!」
カン係長 「何も覚えてないんだ・・・」
浴室には、お湯を張った湯船に入ったままのキム刑事課長が、頭から大量の血を流して死んでいました。
カン係長は、昨晩どうやってこの家に入って来たのかも記憶にないと言います。
そこへ通報したわけでもないのに警察がやってきました。
どう見ても現時点では重要容疑者としか思えないカン係長は、警察に連行されてしまいます。
連行される間際、「なぜ僕を呼んだんですか?」と質問するテジュに、カン係長はこう答えました。
「お前の力が必要だからだ。」
容疑者が同じ部署の人間ということで、テジュや昨日まで強力班だったイ刑事たちがこの事件の捜査をすることは許されませんでした。
その代り、ソウル中央署から派遣されたアン・ミンシク課長という人物が担当することになったのです。
しかしテジュはこの人物の声を聴いてハッとします。
アン課長の声は、例の電話の声とそっくり同じ声ではないですか!
こうして事件の捜査が始まったのですが、出てくる証拠はすべてカン係長に不利になるものばかりでした。
そこへ追い打ちをかけるような出来事が起こります。
なんと移送途中にカン係長が脱走してしまったというのです!
カン係長が逃亡して隠れていた場所・・・それはテジュの部屋でした。
テジュは通報しようとしますが、カン係長は自分を信じて欲しいと訴えます。
テジュ 「僕がなぜ記憶もないというあなたの言葉を信じなくちゃならないんですか!」
カン係長 「俺が・・・お前を信じているからだ。だからお前も俺を信じてみないか?」
カン係長は酔いがさめてから思い出したことがありました。
あの時、部屋にもう1人誰かいたというのです。
キム刑事課長の死体には足首に火傷の跡があり、犯人は湯船に熱湯を入れて死亡推定時刻を偽装したこともわかりました。
イ刑事やチョ刑事も秘密裏に調査をし、1人怪しい人物を絞り出しました。
オ・ヨンテというその男は、その日キム刑事課長の家に忍び込み、金目の物を2、3点盗んだことは認めましたが、キム刑事課長はその時すでに死亡していて、殺したのは自分ではないと言います。
そしてヨンテもまた、現場で不審な人物を目撃していたのです。
今回、カン係長の無実を証明しようと、独自に捜査しているシン刑事という人がいました。この人は
カン係長の先輩にあたる人物で、カン係長が警察の道に進んだきっかけを作ってくれた人でした。
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【終盤】
しかしシン刑事こそ、この事件の犯人だったのです。
ヨンテがキム刑事課長の家で目撃したという人物の靴、それがシン刑事の履いている靴と一致したのでした。
テジュとカン係長がシン刑事の自宅に行くと、近くの空き地に停められていた車の中から、銃で頭を打ちぬいて自殺しているシン刑事の遺体が見つかりました。
「シン先輩!シン先輩!この馬鹿やろう!!」
恩人の死に、カン係長は人目もはばからず大声で泣き叫びます。
テジュの自宅。
ブラウン管のテレビから、また未来からのメッセージが届きます。
テレビに映し出されたのは2018年の世界にいる医者でした。
「ハン・テジュさん、もうすぐ家に戻ることができますよ」
その医者の話では、昏睡状態の原因がわかり、脳の手術をすればテジュの意識が戻るのだというのです。
困惑するテジュでしたが、手術を担当することになった脳神経外科医の名前を聞いて表情がこわばります。
その担当医の名前・・・それはアン・ミンシクという名前だったのです!
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【ライフ・オン・マーズ 13話の感想】
ヒョンソクが死亡し、テジュがこの世界に来た理由ももはや無くなってしまったように思えましたが、ここに来てまた新たな人物が登場してきました。アン・ミンシクというソウル中央署から来た課長と、2018年でテジュの手術をするというアン・ミンシク医師は果たして同一人物なのでしょうか?
キム刑事課長の死体を発見した時に1番最初に連絡したり、移送中に逃亡した時もテジュの部屋に隠れていたカン係長。彼がいかにテジュを信頼し、頼りにしているかがわかりますね。
もはや2人には同僚を通り越し、家族のような絆が感じられるのですが、するとテジュがもし現代に戻ってしまったらこの関係はどうなってしまうのでしょう?
別れのシーンを想像しただけで、もう涙が出てきそうになります。
テジュの部屋で下着姿に靴下というおかしな格好で寝ていたカン係長。
テジュがツッコミを入れると、「いつでも出動できるよう、靴下を履いて寝るのは刑事の基本!」とよくわからない信条を言っていたのには大爆笑でした。
いよいよ最終章に突入するライフ・オン・マーズ、どのようなエンディングになるのか今から楽しみです!