ライフ・オン・マーズ11話のあらすじ・ネタバレの感想

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韓国の大学で日本語学科を卒業し、「大韓翻訳院」の翻訳家育成教育を修了。 日本語能力検定960点。 現在韓国在住で、韓国語教師の仕事にも従事している。

取り調べの最中に容疑者を死亡させてしまったイ刑事。

当初、イ刑事の暴力が原因と思われていましたが、実は何者かに薬を飲まされことによる急性薬物中毒だったことがわかりました。

この件についてテジュは上層部に報告書を提出するのですが、そのやり方を巡ってインソン西部警察署の中で孤立してしまうことになっていきます。

特にイ刑事とは最悪の雰囲気になってしまうテジュ。2人の関係は一体どうなってしまうのでしょうか?

 

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目次

【序盤】

取り調べ中に容疑者のギルスが死亡した一件は、すぐに上層部の耳にも届きました。

強力班にやって来たキム刑事課長は、マスコミに情報が流れないようメンバーに口止めをします。

「いいか、このことは口外するなよ!お前たちには後でそれ相応の処分を下す。逃げようなんて思うな!」

テジュは自ら志願して、この件の調査報告書をまとめることになりました。

と、そこへ電話がかかってきます。

テジュが受話器を取ると、聞いたことのない男の声がこんな謎の言葉を言い始めました。

「ハン・テジュさんの問題は内部にあります。それを解決すれば家に戻ることができます。」

それはいつもテジュが聞く未来からの声ではなく、この時代の誰かが本当に電話してきたものでした。

一方、ユン巡査は取調室で録音したテープから、ギルスを殺した真犯人の手がかりを探そうとしていました。

ユン巡査 「犯人はギルスが麻薬中毒患者だということを知っていました。以前から顔見知りだったのでは?」

テジュ 「イ刑事が取調室を出たわずかな時間に犯行を行っているのを考えると、犯人は機会を狙っていたんだ。ギルスが捕まるように仕向けたのも、犯人の仕業かも知れない!」

ユン巡査 「それにしても、犯行後ぜったい廊下を通らなくてはならないのに一体どうやって・・・?」

テジュ 「誰も犯人だと思わなかったんだ・・・犯人は内部にいる・・・」

テジュは犯人をインソン西部警察署内にいる警察官だと推理したのです。

 

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【中盤】

内部に犯人がいると確信したテジュは、カン係長やイ刑事、チョ刑事にまで事情聴取を行います。

仲間を信じていないように見えるテジュの行動は、カン係長を激怒させます。せっかく人々とも打ち解けてきたところだったのに、雰囲気は最悪になってしまいました。

カン係長 「お前何様のつもりだ!同僚まで容疑者扱いしやがって!」

テジュ 「事実をハッキリさせようとしただけです。犯人は警察の中にいるんですよ!」

カン係長 「知ってるよ、そんなことは!」

テジュ 「え?!知ってる??」

刑事生活20年のカン係長は、その経験からすでにテジュと同じ答えを導き出していたのでした。

それを聞いたテジュは、カン係長にこう言いました。

「係長が協力してくれなければ、この事件は解決しません!」

その後、テジュは報告書をまとめキム刑事課長に提出、イ刑事とチョ刑事には謹慎の処分が下されてしまいました。

自分の行動が直接の死因ではなかったにもかかわらず、厳しい処分が出たのは、テジュが報告書で自分のことを悪く書いたためだと誤解してしまったイ刑事。

イ刑事はテジュの襟首をつかみ、2人は一発触発状態になってしまいます。

カン係長が止めに入り何とか事態は収拾しましたが、テジュとイ刑事に間には深い溝が出来てしまったのです。

この一件で、「テジュがキム刑事課長に取り入って仲間を売った」という雰囲気が署内に広まり、人々はテジュに冷たく当たり始めます。あのユン巡査でさえ、よそよそしい感じなのです。

そんな時、テジュに声をかけてきた巡査がいました。

それは精神病院の男に「カワイ子ちゃんだ」と言われた、あの巡査でした。

「私はハン・テジュ班長さんが行っていることは正しいと思います。私が何かお手伝いできることがあれば言ってください。

初めて見るその顔に、テジュはどこの部署なのか?と尋ねると、その男は生活安全課のイ・スンホだと名乗ったのでした。

そしてこの男こそ、取調室でギルスを殺した真犯人だったのですが、その時のテジュはまだそのことを知らなかったのです。

ギルスを殺した犯人=テジュの父親を殺した犯人だとすると、犯人はテジュの父親が駅に姿を見せた際、現場に出動していた警察官のうちの1人ではないかと考えたテジュ。

200人もいるインソン西部警察署の警察官のうち、26人が現場に来ていたことを調べ上げました。

そんな中、テジュの机に保管していた証拠品の録音テープが無くなってしまったのです!

録音テープを盗んだ犯人は、なんとイ刑事でした。

謹慎中のイ刑事は酒に酔った状態でテープを盗み、騒ぎを聞いて駆けつけてきた警官たちの前で身の潔白を証明しようとします。

「俺が何をしたっていうんだ?!ギルスを殺した犯人は別にいるじゃないか!」

これを聞いたテジュとカン係長は焦ります。

なぜなら、真犯人がいることはまだ秘密になっていたからです。

さらにイ刑事は録音テープを持った手を高々と上げ、こう叫びます。

「このテープの中に全部録音されているぞ!」

真犯人のスンホはこの騒ぎを、他の刑事に混ざって見ていました。

実はこれ、すべてテジュとカン係長、イ刑事のお芝居だったのです。

昨夜、“人声喫茶”というチーム員行きつけの店で偶然会った3人、そこでカン係長はイ刑事を説得し、テジュが本当は真犯人を捕まえるために、皆から誤解される行動をしていると説明したのです。

こうして3人が協力して真犯人をおびき寄せる作戦を実行、署内で騒動を起こしたことで、録音テープという証拠を“イ刑事が持っている”と犯人にアピールしたのです。

ところがこの作戦が裏目に出てしまいます。

犯人を路地におびき寄せる計画だったはずが、逆に犯人に攻撃されてしまい、イ刑事は頭を殴られ重傷を負ってしまったのです。

しかし襲われた瞬間、イ刑事は瓶の欠片で犯人の脇腹を刺していました。

その欠片には犯人の血液がべっとりとついていたのです。

 

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【終盤】

テジュの父親が殺された現場にいた警察官のうち、脇腹に傷を負っている人物は1人もいませんでした。

しかしそのうちの1人の警官が、実は当日現場にはいなかったということが判ったのです。

その警察官の話では、それほど親しい中ではなかったのにもかかわらず、スンホが現場に行くのを変わってくれたというのです。

さらにガラス片に付着していた血液と、スンホの血液も一致しました。

スンホの血液には大きな特徴があり、血液から肺炎や喘息を起こす菌が見つかったというのです。

さらにイ・スンホというのは全然別人の名前で、犯人はその名前を使い警察の試験を受けていたということも判明しました。

犯人がそこまでして警察になった理由・・・それはキム・ミンソクの居場所を探すためでした。

ただちにスンホと名乗っていた犯人の行方を追うテジュたち。

しかしスンホはユン巡査を拉致して、どこかへ姿をくらませてしまいます。

テジュはスンホとミンソクがいる場所に心当たりがありました。

それは2018年の世界で、テジュがミンソクを追い詰めた場所・・・高台にある、門にベルと十字架がついている家・・・。

 

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【ライフ・オン・マーズ 11話の感想

少しずつ2018年の事件と1988年の事件がシンクロしてきました。

88年の事件の犯人はスンホで間違いなさそうですね!

幼いころのミンソクは、いじめられているテジュを助けてくれるような優しい心を持った子供のように見えたのですが、一体そこからどんな理由でミンソクがスンホの犯罪を模倣するようになってしまったのでしょう?

関係が悪化したテジュとカン所長、イ刑事、一時はどうなることかと思いましたね!

前半は本当にケンカしていて、途中から3人で計画した作戦だったなんて、ホントすっかり騙されてしまいました。

これまでずっとテジュを敵対視していたイ刑事でしたが、今回の一件でようやくテジュに心を開いたようです!

きっとこれからは、さらなるチームワークを見せてくれること間違いナシです!

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