使ってはいけない力を使い続け、徐々に悪鬼になりつつあるダイルは、とうとうヨウルにまで攻撃を加えてしまいました。
信じなければならないと頭では理解しているものの、普通の状態に戻ったダイルをヨウルは無意識に避けてしまったのです。
そしてまた自分が周りの人に攻撃してしまうことを恐れたダイルは、仲間たちと離れ1人で自分の体を探そうとするのですが・・・。
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目次
【序盤】
ギョルが言った言葉で怒りをコントロールできなくなったダイルは、止めに入ったヨウルの首を絞めてしまいます。苦しみに顔をゆがめるヨウル。
実はこのとき、ダイルを刺激するような言葉をギョルに言わせていたのはウエでした。
彼女はこうなることを予想していたのです。
その頃、ダイルたちのいる教会の前にパク刑事とブ刑事が到着しました。
2人は教会の中に血だまりがあるのを発見します。
パク刑事が外の様子を調べていると、ヨウルが首を絞められて空中に浮かんでいるのを目撃、ヨウルを救出します。
「大丈夫ですか?!ウエの仕業ですか?」パク刑事はヨウルにそう尋ねますが、ヨウルは無言のままです。
パク刑事 「・・・まさか?!イ・ダイル?」
その瞬間、目に見えない強い力でパク刑事は押し倒されてしまいます。
ダイルがパク刑事を攻撃か!・・・と思いきや、ダイルはパク刑事から手錠を奪い、鉄策に自分の手首をくくりつけてしまったのです。
「逃げろ!!」
もはや自分をコントロールできなくなっているのを自覚したダイルは、これ以上ヨウルに攻撃を加えるのを防ぐため、自らの自由を奪ったのでした。
それからほどなくして、深夜1時・・・ダイルは自分の体へと戻っていきます。
時を同じくして、神父の死体も発見されました。
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【中盤】
1時になって自分の体に戻ったダイル。
目を覚ますと部屋の中は真っ暗です。
そこへ家の大家らしき夫婦が懐中電灯を照らしてやってきますが、ダイルのベットの周りには段ボールが高く積み上げられているため、死角になっていました。
結局、夫婦はダイルに気付かずそのまま部屋を出て行ってしまったのです。
一方、毎日通っている池のほとりで幼少期のウエと出逢った母親は、ウエの後を付いて行き、とある廃墟にやってきました。
後にわかったことですが、ここはウエが幼少期に父親と暮らしていた家だったのです。
ウエの母親は、幼い頃ウエと弟を置いて家を出て行ったことを「後悔している」と泣いて謝ります。
すると今まで小学生だったウエが、いつの間にか大人のウエに変わっていたのです。
母親 「こんなに大きくなったの?」
ウエ 「会いたかった、ママ・・・どうしてこれまで会いに来てくれなかったの?」
そうしてウエは、母親が自分たちを置いて出て行った後、どんなに苦しい生活をしていたのか、その恨みを母親にぶつけたのです。
それを聞いた母親は、ウエに手を合わせ謝るのでした。
探偵事務所に戻ったヨウル、ハン所長、キル先生の3人。
ハン所長 「じゃ、ウエは今ごろダイルの体を見つけてるって?」
ヨウル 「神父さんはきっとギョルに重要な情報を言ったはずよ。だから殺されたんだわ・・・後から訪ねてくる私たちにその情報を教えまいと・・・」
先ほどダイルに襲われたことにショックを受けているように見えるヨウル。
ハン所長はそっと言葉をかけます。「ダイルを許すことができるかい?」
そう聞かれたヨウルは少し考えた後、こう答えました。
「ダイルさんは私を助けようとしてああなってしまったんです。次は私がダイルさんを助けたい・・・。」
そのころ自分の体に戻っていたダイルは、暗いベッドの上で事態を整理しながら、頭の中でこんなことを考えていました。
ヨウルまで襲うようになった自分は徐々に悪鬼になりつつある・・・言ってみれば今ウエと自分は似た状態にある・・・。
そして1つの結論を出したのです。
「悪鬼と戦えるのは悪鬼だけ・・・自分だけがウエを殺すことができる!」
場面は変わって、ウエが昔住んでいた家。
ウエは母親を前に、なぜこのような殺人を繰り返すのか、その理由を告白します。
父に毒入りの飲み物を渡された時、瓶を入れ替えたことによって父を死なせてしまったウエ。
自分の選択は本当に正しいことだったのか?人はあんな状態に置かれたら、どっちを選ぶのか?
だからウエは他の人ならどうするのか?大切な人と自分の命、一体どっちを選ぶのか選択させてみたのだと言いました。
そしてウエは「ママは自分と私のどっちを選ぶの?」と言い、母親にナイフを渡すのでした。
ところが母親の選択は、ウエの望んでいるものではなかったのです、
「死ね!この化け物みたいな女め!」母はそういってウエの体にナイフを突き刺します。
しかし床に崩れ落ちたのは母親の方でした。
母親が自分の体を刺すように、ウエがコントロールしたのでした。
動かなくなった母親に向かい、ウエは泣きながらこう言います。
「ママもパパと同じね・・・。」
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【終盤】
翌朝9時、ダイルが戻って来ました。
もうダイルの目は赤くありませんが、ヨウルの首には昨晩ダイルが付けた赤いあざが生々しく残っていました。
その傷を見たダイルがヨウルに歩み寄ろうと1歩足を前に出すと・・・ヨウルは昨晩の恐怖がよみがえったのか、反射的に後ずさりしてしまったのです。
ヨウルの行動ですべてを理解したダイルは、「また俺がお前を攻撃しないように、お前は家に帰るんだ、」
そう言い残し立ち去ります。
これ以上大切な人たちの側にいることができない寂しさに涙が込み上げてくるダイル。
以前、ウエに言われた言葉が頭をよぎります。
「・・・あんたがとても寂しいってことだけはわかるわ。」
ダイルはこの時のウエの言葉の意味を、今になってようやく理解したのでした。
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【今日の探偵 21話の感想】
ついにウエが人を殺し続ける理由が明らかになりました。
うーん、なるほど、だから大切な人と自分のどっちを取る?って聞いていたんですね~。ほぼ全員が自分の命を選択したのに対し、ダイルの母親とイランだけが大切な人を守ろうと自らが犠牲になりました。
ウエは、もしかしたら母親も自分のことを選択してくれるのではないかと期待していたんじゃないですかね?結局、ウエは自分の母親も手にかけてしまいました。
母親にまで愛されていなかったという絶望感が、今後のウエの犯罪をエスカレートさせてしまう気がします。1人ぼっちになってしまったダイルも可哀想過ぎます~(泣)
大切な人を守るために自ら孤独を選ぶなんて・・・ヨウルやハン所長、そして仲間たちは、そんなダイルを救う方法を見つけることができるのでしょうか?次回に期待しましょう!