韓国ドラマ【ライフオンマーズ】7話のあらすじネタバレの感想

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韓国の大学で日本語学科を卒業し、「大韓翻訳院」の翻訳家育成教育を修了。 日本語能力検定960点。 現在韓国在住で、韓国語教師の仕事にも従事している。

テジュがいつも見る不思議な夢。
これまでの夢には、被害者の女性しか登場しませんでしたが、前回は犯人と思われる男の顔も登場しました。

なんとそれはテジュの父・チュンホだったのです。
テジュにとっては良い父親だったチュンホ、本当はどんな人物だったのでしょうか?

一方、犬猿の仲だったテジュとカン係長でしたが、だんだんお互いを理解し尊重し合ようになってしました。
チームワークも良くなり、最近では呼吸もピッタリの2人でしたが、今回はそんな彼らに最大の危機が訪れます!

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目次

【序盤】

前回の事件が解決し、飲みに出かけた強力班のメンバーたちですが、その中でテジュ1人だけが浮かない顔をしています。
テジュは、フラッシュバックに出てきた自分の父親の顔が気になって仕方がないのです。

そんなテジュを見たカン係長は、「何かあったのか?」と声をかけます。
以前とは違い、カン係長は今では表情を見ただけでテジュを気遣ってくれるようになりました。

2次会が終わって店の外に出たテジュは、ユン巡査をタクシーに乗せようとした時、向かいのモーテルの窓に映る男女の人影を目撃します。
抱き合っているような影を見たユン巡査は、恥ずかしそうに急いでタクシーに乗り込みます。

しかしこれは抱き合っていたのではなく、この時モーテルの中では女が首を絞められているところだったのです。
犯人は息絶えた女をベッドに寝かせ、化粧とマニュキュアを施します・・・。

翌朝、自宅で目覚めたテジュのもとに電話がかかってきます。
テジュが受話器を取ると、そこから2018年の母の声が聞こえてきました。

「テジュ、お母さんは決めなくてはならないの。お医者さんはもうこれ以上、お前が目を覚ます可能性が無いから呼吸器を外す決断をしろとおっしゃるの・・・。」

それを聞き電話の向こうの母に、「いけません!僕はここに生きているんです!」と叫ぶテジュ。
しかしその声は母には届きません。

そして母は、今日の午後2時までに決断をしなければ呼吸器を外すといい、その不思議な電話は切れてしましました。

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【中盤】

テジュたち強力班のもとに、人質事件発生の知らせが入ります。

犯人は一家族を人質に取り、午後2時に1人を殺すというのです。
それを聞き、さっきの電話での母の声を思い出すテジュ。

現場は住宅街にある1件家で、人質になっているのは母と娘でした。

犯人は3人、銃を所持しているようです。
3人とも服役囚で、刑務所の移送中に脱走し、人質を取って立てこもったのです。

現場の周りでは、すでにマスコミが大勢集まりテレビ中継などを始めていました。

警察は犯人の母親を連れて来て説得を試みますが失敗、反対に犯人は医者とボンゴ車を要求します。
そこでユン巡査が看護婦に扮し、家の中へ潜入することになったのです。

しかしそこへ特殊部隊を引き連れたキム刑事部長がやってきて、犯人たちに看護婦が警察だとバラしてしまいました!

テジュとカン係長は、犯人たちがキム刑事部長に気を取られている間、家の裏側から建物内部に侵入するのですが、すぐに犯人に見つかってしまい手錠をかけられ縛り上げられてしまいました。

犯人の目を盗み、テジュがユン巡査の髪のピンで手錠を外そうとしていたとき、脱走途中に警察に銃撃を受けていた犯人の1人が危険な状態になっているのに気づきました。
テジュに医療の知識があったため応急処置をしたところ、傷を負った犯人は意識を取り戻したのです。

テジュは主犯格の男に、自分とカン係長を残して、負傷している犯人と人質を解放するよう提案します。
しかし負傷している犯人はここに残るというのです。

この犯人たちは、凶悪犯罪で懲役を受けていたと報道されていたのですが、実はラーメン1箱盗んで強姦罪5年、主犯格の男は500万ウォン(50万円)盗んで懲役17年というあり得ない刑を言い渡されていたのです。

「それなのに100億以上横領した金持ちは懲役7年!こんな話ってあるかよ!」
犯人の1人は、初めてこの犯行を犯した理由をテジュたちに話したのです。

この告白を聞いたカン係長は、犯人たちにこう言います。
「そんなに悔しいか?そんなに悔しいなら、弁護士でも検事でも、大統領にでも“悔しい”と言え!
罪のない人を巻き込んで何やってるんだ!」

このカン係長の説得に、少し心が揺れたように見えた犯人たちでしたが、運悪く、外でヘリの音が聞こえ始めます。
追い詰められたと感じたのか、負傷している犯人は「俺たちこんなふうになるために脱走したんじゃない。」といい、持っていた拳銃で自殺してしまいます。

それを見た1番若い犯人も、自分の首をナイフで切って自殺してしまうのでした。

1人残った主犯格の男は、ユン巡査を連れて窓際へと移動しました。
そして家の周りを取り囲んでいるマスコミと警察に向かって訴えます。

「俺たちが何を悪いことをした?金持ちは罪をすり抜け、貧しい者だけを捕まえる検事たち、金をもらって刑を軽くする判事、そして悔しいと声を上げても聞くフリすらしない記者たち!
お前たちは俺たちと一体何が違うんだ!」

犯人による魂の叫びはまだ続きます。

「金があるヤツは罪があっても無罪、金のないヤツは罪が無くても有罪。
有銭無罪!無銭有罪!!」

そして主犯格の男は、部屋の中にいるテジュとカン係長の方を振り向き、「時間が来た」と言います。
テジュが時計を見ると、まさに2時になろうとしているところでした。

人質の代わりに「俺を撃て」というテジュ。
そのテジュに対し、犯人はこう言います。

「お前、撃たれないと思っているだろ?大きな間違いだ。
お前もこの腐った世界の中に入っているんだよ。」

このとき裏側では、音もなく特殊部隊が家に侵入していました。

テジュに銃を向ける犯人。
時計の針がちょうど2時を指すと同時に、特殊部隊が放った照明弾が強烈な光を放ち、窓ガラスを割る音、そして犯人が撃った銃声が轟きます。

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【終盤】

テジュが目を覚ますと、時計の針は2時15分を指していました。
横にいたユン巡査の話によると、テジュをかばってカン係長が犯人の銃弾に当たったのだといいます。

急いで外に出たテジュが見たものは、救急車の中で白いシーツをかけられたカン係長でした。
そのすぐ側ではイ刑事が涙を流しています。

カン係長の亡骸に向かい、「すみません、係長」というテジュ。
しかしそのシーツが突然動き出したのです!

テジュ 「死んでない?!」
カン係長 「なんだ?死んだ方が良かったのか?まったく、静かに寝ようと思ったのに起こしやがって。」

側で涙を流していたイ刑事は、特殊部隊の催涙弾にやられただけだったのです。

主犯格の男は、あのとき特殊部隊に銃弾を2発受け、その後病院で死亡しました。

その夜、トンジン旅館の1室で女性の死体が発見されました。
それは、テジュとユン巡査が男女の影を目撃したあの部屋でした。

死亡している女性はコ・ヨンスクと言い、死体には派手な化粧がされています。
そしてこの女性、実はハワイルームサロンでテジュの父ハン・チュンホと一緒にトイレに隠れていた女性だったのです。

それどころか、この1週間この女性はチュンホとともにこの部屋を使っていたというのです!

テジュ 「それは、どういう意味ですか?」
イ刑事 「どうもこうも、そういう仲ってことだろ?」

すると鑑識が被害者の口の中から異物を発見します。
それは真っ赤な下着でした。

それを見てハッとしたテジュは、被害者にかけられた布団をめくります。
するとテジュの予想通り、死体の指には赤いマニュキュアが塗られていたのでした。

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【ライフ・オン・マーズ 7話の感想】

今回のエピソードは、韓国で昔本当にあった事件がモチーフになっています。
犯人が言った「有銭無罪、無銭有罪」という言葉は、当時の韓国社会でも大きく取り上げられ、富裕層だけが優遇される社会が問題視されました。

それから約30年経ちましたが、果たして韓国社会は変わったのでしょうか?
そんな皮肉が込められた第7話は、いろいろと考えさせられる内容となっていました。

終盤には新たな事件が発生、しかもテジュの父が大きく関わってきそうな予感です。
次回、この事件がどのように展開して行くのか、とても気になります!

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