自らが下した判断のせいで、善良な市民が被害を受けてしまったテジュは、これまで否定してきたカン係長のアナログ捜査を少しずつ理解し始めます。
そしてまたカン係長も、テジュの捜査に対する真摯な姿勢を徐々に受け入れようとします。
今回テジュは、88年の世界で自分が良く知っている人物と遭遇します。
さあ、その人物とは一体誰なのでしょうか?
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目次
【序盤】
町の写真館で、自分が幼かった頃の家族写真を発見したテジュは、ユン巡査に父親の住所を調べてもらい、その家までやって来ました。
しかし自分の家族はもうそこにいませんでした。
だいぶ前に引っ越ししてしまったと聞き、そこで家族を探す手がかりが途切れてしまったのです。
場面は変わって、河川敷。ヨシ原が一面に広がっています。
そこで初老男性の遺体が発見されました。
男性の名前は、イ・チャンギュといい、この近所の町内で里長している人物でした。
遺体には吐いた形跡があり、死因は青酸カリによる毒殺と判明。
少し離れたヨシ原の中から、青酸カリが混入したマッコリの瓶とひっくり返ったキムチの皿が発見されました。
そしてその近くのヨシには、赤いマフラーが引っかかっていたのです。
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【中盤】
警察は近くに住むユ・スニという女性を容疑者として逮捕しました。
家から青酸カリが発見されたこと、赤いマフラーがスニのものであったことが逮捕の理由でした。
スニは幼いころ頭に大けがをし、それが原因で言動に少し足りないところがありました。
7歳になる娘が1人いますが、父親は誰かわかりません。
カン係長 「河川敷のヨシ原で里長が殺されたのは知ってるか?」
スニ 「ヨンジュはやってないです。私がやりました。私が里長のおじさんを殺しました。」
あまりにも素直に犯行を認めるスニ。
ヨンジュとはスニの1人娘のことで、スニはこの娘と2人で青酸カリを使い、熊を殺して生計を立てていたのです。
すぐに現場で実況見分が行われました。
スニはマッコリにスプーン山盛り2杯の青酸カリを入れます。
ところが里長役の刑事が登場すると、急に怒りをあらわにし、マッコリを飲ませる前に殴りかかってしまったのです。
それを横でみていたテジュは、何か納得できない表情です。
その後の調査結果で、現場から出てきた血液型はスニと同じB型とわかり、警察はスニを犯人と断定し捜査を終了しようとします。
しかしテジュは現場のマッコリの瓶から6人分の指紋が検出されたことから、6人分の指紋をすべて調べるべきだと主張します。
そして、スニの移送手続きをしようとするカン係長にこう言います。
「あと1日待ってください!犯人が変わる可能性があります!」
テジュはカン係長をふたたび現場のヨシ原へ連れて行きます。
テジュ 「マッコリがあった場所から、死体が倒れていた場所まで歩いて10分。スニが入れた大さじ2杯の青酸カリだと、2分以内で死亡する量です。
カン係長 「自分がやったって自白しているのに、何が問題なんだよ!」
テジュ 「スニさんは何かを隠しています。」
一方、ユン巡査はスニの家を捜索中に、1枚の写真を発見します。
そこに写っていたのは、赤いマフラーをしているヨンジュでした。
現場から見つかっていた赤いマフラーは、スニのものではなく、娘ヨンジュのものだったのです!
カン係長とユン巡査がヨンジュを追いかけて行くと、なんとヨンジュは殺された里長の家に入って行きます。
そこには寝たきりの母を介護する、里長の娘イ・ソンジャがいました。
ソンジャは、スニが逮捕されて1人っきりになったヨンジュの面倒を見ていたのです。
話を聞こうとカン係長が近づくと、ヨンジュは悲鳴を上げ、必要以上に怖がり泣き出してしまいました。
あろうことか、ヨンジュは里長から児童性虐待を受けていたのでした。
夜、警察署。
誰もいなくなった署で1人調べ物をしているユン巡査。
そこへテジュが入ってきます。
こんな遅くまで何をしているのかと尋ねるテジュに、ユン巡査はこう答えます。
「指紋の整理とか、調査結果の整理をしていました。もしかしたら役に立つかなと思って・・・」
その言葉を聞いたテジュは、「プロファイリングするのに役立ちます。」とユン巡査に言うのですが、もちろんユン巡査はプロファイリングなどという言葉は知りません。不思議な顔でテジュを見つめます。
テジュ 「これから重要になって行く捜査方法です。そうなったら、ユン巡査のような人が必ず必要になります。」
その言葉を聞き、嬉しそうなユン巡査。
翌日、移送のためスニが警察官に連れられてきました。
警察署前はものすごい数のマスコミたちが押し寄せています。
マスコミにもみくちゃにされるスニ。
そこにヨンジュが走ってきました。
「お母さんじゃない!おばさんがやったの!おばさんに、言ったら二度とお母さんに会えなくなるって言われたの!」
さらにヨンジュは続けます。「里長にマッコリをあげたのは、私なの!」
周りにいたすべてのマスコミが、この7歳の少女の告白を聞いていました。
この事件の真相はこうです。
日ごろから里長に性虐待を受けていたヨンジュ。
口止めにお金を渡していました。
あの日、そのお金を返そうとしたスニは、里長をさがしてヨシ原へ行きました。
するとそこにはヨンジュを抱きかかえている里長がいたのです。
泣き叫ぶヨンジュを救おうと、スニは里長に殴りかかります。
ヨンジュの手を引き、逃げる2人。
すると、後ろを追ってきていた里長が急にその場に倒れ、死んでしまったのです。
スニはヨンジュが殺したと思い、ヨンジュは母をかばおうとして、2人とも口をつぐんでしまっていたのでした。
ではヨンジュが言った「おばさん」というのは誰だったのでしょうか?
それは里長の娘・ソンジャでした。
警察が捜査すると、ソンジャの家からミイラ化した夫の遺体も見つかったのです。
夫のみならず父(里長)まで殺害したソンジャの目的は、保険金でした。
そして寝たきりになっていた母もまた、毎日の食事に漂白剤を入れられ、ソンジャによって殺されかけていたのです。
こうして、スニとヨンジャ親子は冤罪を免れました。
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【後半】
警察署内で女性2人が取っ組み合いのケンカをしています。
どうやら化粧品の販売員と客の間でトラブルになったようです。
その女性の1人を見て、テジュは驚きます。
なんと、テジュの叔母マルスクだったのです!
1988年のテジュはまだ幼いので、もちろん叔母はテジュに気付きません。
場面は変わって、テジュはある住宅街に来ていました。
叔母に父の現住所を聞いたのか、そこにはテジュが子供の頃に住んでいた美容室がありました。
その美容室の中へ入って行く1人の少年・・・それはまさしく1988年当時のテジュ本人だったのです!
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【ライフ・オン・マーズ 4話の感想】
テジュはとうとう1988年の自分に遭遇してしまいましたね!
同じ時代に自分が2人・・・そんなことがあり得るのでしょうか?
幼き日の自分や家族の登場で、物語はどんどん核心へと進んで行きます。
4話ではこの時代の銭湯のシーンが登場するのですが、「自動あかすりマシーン」があってビックリしました!
あかすりタオルが取り付けられた円盤状の機械がグルグル回り、あかすりをしてくれるのです(笑)
とっても便利そうに見えますが、今ではもう見かけないものですね。
物語の面白さだけでなく、レトロな景色や懐かしい物など、他の意味でも楽しませてくれるライフ・オン・マーズ。
次回も楽しみです!