ナインルーム1話あらすじ・ネタバレの感想

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韓国の大学で日本語学科を卒業し、「大韓翻訳院」の翻訳家育成教育を修了。 日本語能力検定960点。 現在韓国在住で、韓国語教師の仕事にも従事している。

有名法律事務所“ダムジャン”の手腕弁護士である‘ウルチヘイ(キムヒソン)’。

美貌と頭脳を併せ持つ彼女は成功のためなら弱い人たちもいとも簡単に踏みにじってしまうような人です。

 

SHCという巨大企業の諮問弁護機関である“ダムジャン”でシニアマネージャーへの出世の機会とするべく、SHCの目障りである“長期模範死刑囚 チャンファサ(キムヘスク)”の減免審査の邪魔に買って出ます。飲酒運転ほう助の罪で30時間社会奉仕を命じられたウルチヘイはあいにくチャンファサの再審審査の弁護士として二人は再会するのでした。

 

SHCの“ギサン(イギョンヨン)代表”の弟である、ウルチヘイの恋人“ギユジン(キムヨングァン)”にも出生の秘密があり、彼はそのカギを持つ者がチャンファサでないかと思うようになります。その秘密をさぐるべくチャンファサに収監されている刑務所を訪れたとき、チャンファサの急な心臓発作で‘9番ルーム’で会った3人。

 

倒れたチャンファサに心臓に電気ショックを与える応急処置を行っていた最中に電線に引っ掛かりチャンファサの上に重なるように転んでしまったウルチヘイ。しばらくして目を開けた彼女に想像もできなかったことが起こります。

 

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目次

序盤

84年のクリスマスイブ。恋人と会う前に町のドラッグストア―で男性用避妊器具を買いに行ったウルチヘイ。そこに‘セコナル’という睡眠薬を多量に買い上げるチャンファサとばったり会います。処方箋なしには多量の睡眠薬を買えないし、違法であると訴えるウルチヘイに自分のデートだけ気にしなさいと一撃し堂々とドラッグストアを後にするチャンファサ。

 

ウルチヘイは南山(ナムサン)に続く雪道を歩きながら、どうしてデートの場所がここなのかと文句を言います。やっと着いた待ち合わせの場所。雪が積もっている恋人ユジンの車を発見し名前を呼びながらドアをたたくのですが返事がありません。

 

おかしく思い雪を手で払って覗き込んだ車内には頭から血を流して意識を失っているユジンの姿が。そしてその隣にはなんと先ほどドラッグストアであったチャンファサがかろうじて意識を持って座っているのでした。これはウルチヘイの夢でした。

 

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中盤

法律事務所の“ダムジャン”の手腕弁護士である華やかできらびやかなウルチヘイの周り。彼女が動くと衣装からメイクからたくさんの秘書たちが動きます。

 

ウルチヘイは自分のシニアマネージャーへの出世のためにSHCの目障りである、チャンファサという34年の長期死刑囚の減免釈放審査を邪魔するために自ら買って出ます。チャンファサの減免審査委員は全部で5人。

 

そのうち4人がエムネスティという良心囚を後援する国際団体の会員たちでした。減免審査でこの4人の意見が減免に固まり、意見を覆すことができないと判断したウルチヘイは帰り道に廊下であったチャンファサに彼女を激高させる目的で認知所で施設に入院中のチャンファサのお母さんの話をわざと持ち掛けます。

 

ウルチヘイ「あなたのお母さんは、あなたのせいでああなったじゃない!娘が殺人者なのに忘れないでどうやって生きていける?」

 

この言葉に理性を失ったチャンファサは片足が不便なため持ち歩いていた杖でウルチヘイを何度も打ち、ウルチヘイの思うつぼの通りに減免審査の結果は不適切と判断され結局減免釈放は水の泡になってしまいます。

 

ユジンの誕生祝のためにすでに出張シェフがご馳走を作っておいてある自分のマンションに急いでもどったウルチヘイ。ウルチヘイのマンションを訪れたユジンと二人で祝って楽しんでいるときに玄関の呼び鈴がなり出てみるとそこには送り主も何も書いていない段ボールがおいてありました。

 

それを開けると中にはエンティックな木箱が一つ入っており、開けてみるとチャンファサについての昔の新聞記事の切り抜きが入っていました。見た瞬間自分あての嫌がらせだと思ったウルチヘイに、ユジンは自分に送られてきたものかもというのです。

 

その理由はその木箱が幼いころユジンが自分の名前を刻んだお父さんの薬箱だったからです。チャンファサについて聞くユジンに、ウルチヘイはチャンファサが殺したとされる‘チュヨンベ’がユジンの腹違いのお兄さんであることを教えます。そして詳細はSHCの会長であるお兄さんに聞いて見なさいということも。家に戻ってからチャンファサのことを調べているうちにユジンは、もしかしたらチャンファサがお父さんから聞けなかった、自分を生んでくれたお母さんかもしれないと思うようになります。

 

 

ダムジャンの宴会の日。ダムジャン代表の車を移動させなければならなく、会社の同僚と一緒に車に乗って動こうとしたとき飲酒運転の検問にあいます。検問を行っていた警察官は数年前、ウルチヘイが弁護を任されていたSHCの一人息子‘ギチャンソン(チョンジェウォン)’が容疑者として名指しされていた事件の担当刑事の‘オボンサム(オデファン)’でした。

 

彼はウルチヘイにより汚名を着せられ刑事から交通警察官に更迭されたのでした。こんな悪縁の彼とあったことでウルチヘイたちを見逃してくれるはずもなく、ウルチヘイは‘飲酒運転ほう助’で30時間の奉仕の罪に罰せられてしまいます。

 

お父さんの親友であり、教授である‘カンソンテ(チョンソクヨン)’はウルチヘイに30時間の奉仕としてチャンファサの再審審査を手伝うように命令します。ウルチヘイの父であるウルチソンは有望な検事でしたが、チャンファサの事件を担当したとき、美しかったチャンファサとのデマにより検事の資格をはく奪され、結局はウルチヘイのお母さんも家を出て、ウルチソンはギャンブルに浸かった日々を送っていました。

 

そんな自分のお父さんとチャンファサの悪縁を知りながらも自分にその仕事をさせることに憤慨しながらも仕方なくチャンファサに会いに行きます。

 

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終盤

チャンファサの収監されている刑務所の9番ルーム。最初から再審を手伝うつもりはこれぽちもないウルチヘイは5時間ずつ6回の面接時間を自分の仕事に使おうとします。名目だけの面接時間にタブレットでSHCの報道ニュースを見ていたウルチヘイにチャンファサがSHC会長の声に反応し近づいてきてタブレットを奪いニュースを見ます。死んだと思ってた会長の顔が画面に映し出された瞬間‘チュヨンベ’という名を呼びながら苦しそうに胸を抱えて倒れてしまいます。

 

ちょうど刑務所にはチャンファサに会いたくて尋ねてきたユジンがいました。この刑務所の医務課長はユジンの大学先輩の‘ソヨンチョル(ミンソンウク)’でした。心臓発作でチャンファサが倒れこんだ‘9番ルーム’で会った3人。

 

とても古い型の医療器具しかなかった刑務所。そのなかで応急処置に用いた心除細動器からは処置のたびになぜか青い光が光っていました。処置の最中、応急処置を隣で不安そうに覗いていたウルチヘイは、除細動器の電線に足をとられチャンファサの上にかぶせるように倒れてしまいます。

 

しばらくして人々の声に目が覚めたチャンファサ。刑務所の看守たちが自分に話しかけるも意識がはっきりしないのでよく聞くことができません。トイレに向おうとしたとの時、自分を横切って運ばれていくベッドの上に見覚えのある人が横たわっていました。ベッドを止めて覗き込むとなんとそこには自分が酸素マスクをして運ばれていたのでした。驚いて体を揺らし起こそうとしてもその自分は目を覚ましません。

 

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<ナインルーム第1話の感想>

シークレットガーデン(ヒョンビン、ハジウォン主演)などの今までの魂が変わってしまうドラマはほとんどの場合、ロマンス物であり男女が変わってしまうことがほとんどでした。しかし今度は女性同士が変わります。それも憎んでいる相手とです。

 

チャンファサ役のキムヘスクさんは韓国ではとてもベテランの女優さんです。優しいお母さん役から重みのある役まで何でもこなせます。そしてキムヒソンさんは美貌に準じてかわいい役が多かったのですが、今回は冷たくて非道な役に挑戦しています。

 

魂の変わってしまった二人。ウルチヘイになったチャンファサは自分の無罪を立証することができるでしょうか。そして刑務所に閉じ込められ、再審で無罪が証明されないと死刑になってしまうウルチヘイはどうなるのでしょうか。

 

また、ギユジンとSHCグループのギサン会長との関係は?ユジンの生みのお母さんは誰でしょうか?まだまだ謎に包まれ、これからあらゆる物語に進展がありそうです。12役を行う、キムヒソンさん、キムヘスクさんの演技も目が離せません。次回が待ち遠しいです。

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