ジンウとギョンムンそして社長、深刻な雰囲気の社長室。そんな社長室へ入ってきたのは院長です。ク社長は院長を見るや
ク社長「オ院長、IDの返却、それから院長室も整理してください」
院長「ここにいる全員、誰もやめません」
院長「社長も私も、2人も」
院長「無駄なことせず、仕事に戻りましょう」
ク社長「オ院長!」
院長「なんですか!ここに集まっても“辞めろ”という以外に何かありますか!」
とにかく大声で我を通す院長。そのカリスマに惚れ惚れします。
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目次
本編
社長室を出た後、ジンウとギョンムンの2人がIDを奪われたことを知った院長。すぐに構造室へ向かいます。
院長「ねぇ!返してよ!」
構造室長「なんですか、退職金ですか?」
院長「違う!2人のID!」
構造室長「すみませんが、捨てましたけど」
ジンウはすぐ構造室のゴミ箱をあさり、IDを見つけます。
構造室長はそんなジンウに何かをしようとしますが、院長はそんな構造室長を制し壁ドンします。
院長「あんただろ」
院長「私の家に送ったの」
院長「私、痕跡も証拠も残さず人を殺せる方法、50以上知ってるの」
院長「あんたの家の物に注射でも射してほしいの?」
院長「あんたの家族全員、歩けなくしてほしいの?」
構造室長「?」
院長「あんたの息子、サッカー教室通ってるよね」
構造室長「…」
院長「脅迫がしたかったら写真なんかのせちゃだめでしょ」
院長「あんなことするくせに…」
院長「私の家族に手を出したら、あんたも二度と会えないと思ってよ」
そういっては構造室長を出る院長です。
それから、ジンウは院長に聞きます。あの検死の時、ク社長の圧力はなかったのか?院長の証言を期待しましたが、そういうのはまったくなかった。
院長は剖検問題は我々ではどうにもできないと、そして土地の問題も今は置いとくべきだと言います。
院長「私が整理します」
ク社長「どうやって?」
院長「私も多くの記者と知り合いなんです」
院長「剖検結果がそう出たので訂正したまでだと」
院長「だから、あなたたちは所見書を待てと」
院長「なぜそんなに焦るのかと、所見書というのは元から一ヶ月も二ヶ月もかかるものなんだと」
院長「サンコク大学もファゾンも特にこれといった陰謀なんかなかったと」
院長「私がそう述べれば、剖検医も自分の所見を述べれると思うんです」
院長「だから、ク社長が会長を説得してください」
院長はこれ以上ファゾンがわがままを通せば世論に打撃を受けるのではないか?と言いますが、しかしク社長はそれに否定的。グループの会長にはどんなことがあってもダメージなど受けないといいます。
ク社長「記者に会うのは保留にしてください」
院長「社長!」
ク社長「私が先に報告した後に」
院長「じゃぁ、会長に会うってことですね?」
院長「信じますから」
ところが一方の社長。社長は構造室長の報告を受けるのですが、その報告内容はク社長にかなり不利なものです。それを聞いて怒る会長。それからポータルサイトの報告も受けるのですが、その内容はファゾングループに不利なものばかり。
会長「またこの記者団かよ」
会長「この記者団、こいつらの代表を呼べ」
会長「なんの記者だっけ…でしゃばって捕まったやつ」
構造室長「コン・ヒサン記者です」
会長「くそみたいなやつ…。俺があいつを自由にさせてやるから、これからは絶対にファゾンの記事なんか書くなと伝えろ。でなきゃ本当に…」
会長「そんなこと一つできないのかよ!」
会長「俺が人を殺したのかよ、それとも死体を隠したのかよ!」
会長「どうせ喧嘩で死んだのを、殴られて殺されたことにするのが、何がそんなに難しいんだよ!」
会長「社長のくせに自分の病院で、それ一つできないのかよ!!」
会長「記者団の代表に人生めちゃくちゃが何なのか教えてやると伝えろ」
会長「今まで俺の家族、俺たちのグループについてどうのこうの記者づらして書いたクズを、俺が…!」
会長「…許してやるから」
会長「ク社長が俺から何本もらってるか知ってるか!」
会長「俺のいうことを聞けと、俺の言うとおりにしろと使ってんだろうが!すべての席に俺がいけないから!俺の代わりに動けと!社長を使ってんだろうが!自分たちが偉いとでも思ってんのか!」
会長「クソが…!医者がそんなに偉いかよ!俺の病院で使われるくせに!ク社長だってそうだ!親父が死んだ直後、俺が蹴り飛ばすことだってできたのに!感謝していないのかよ!よくも!」
会長「何、医者と遊んでたら自分が医者にでもなったつもりかよ?」
会長「俺じゃなきゃ!!どこで社長なんかになれんだよ!」
会長「くそが!!!はぁ…」
会長「…ふぅ。…。…あの記事マニュアルどおりに処理しろ。消せ」
会長「あのポータルサイト、グループ関連のオンライン広告、5%だけ上げろ」
構造室長「はい」
会長「あの記者団。あいつらを連れて行け。いうことを聞かなかったらお前の勝手にしろ」
その晩、ク社長は会長に会いに行くのですが。会長はすでに計画を立てていました。
目的は病院の民営化。そしてそのために刺激的な内容の記事を発表するのです。「会員制総合メディカルショッピング」。新しく建てている病院を「会員制総合メディカルショッピング」にするとク社長の名で発表させるのです。もちろん、世論は反発。
それから会長がインタビューで発表するのです。あれはク社長が勝手にやったんだと。メディカルショッピング、病院の会員制、それらすべてを撤回すると発表するのです。もちろん一番大事な部分である。病院の民営化、これだけを除いて。
そうすると一般人は「うまくいったんだな」と勘違いをします。もちろん病院側は黙っちゃいられません。民営化は絶対に止めると立ち上がる看護師労働組合。
労働組合は病院の前でデモをするつもりだったんですが、それがうまくいきません。デモのためには何かの申請が必要なんですが、もうすでに誰かがデモの申請をしている状況。ある男たちがただ病院の前で何もいわず突っ立っているのです。
彼らはなにかのデモをやっているつもりなんですが、その内容はまったく何ひとつありません。それはただの場所取り。デモを邪魔するための場所取りなんです。デモで知らせることもできない労働組合。
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終盤
打つ手がまったくない病院側。何をすべきか、何をすればいいのか全くわかりません。そんな中、ジンウは夜、帰りの社長の車の前に飛び込み、ク社長に聞きます。
ジンウ「方法を知っていますよね」
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次回
ク社長はなぜかグループで完全に解雇されるみたいです。社長に記事を発表させるときから決まっていたかのように、解雇を告知されるク社長。いったいどうなるのか。
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感想
会長の演技が本当に悪魔じみていてすこし怖かったです。初めてみる役者なんですが、演技が本当にうまい。
それから、ク社長が解雇されるみたいなんですが、なぜでしょう。やっぱりあの剖検の失敗のせいでしょうか。そもそもク社長は先代会長が育てた人材だったので、今の会長とはあまり縁もゆかりもありません。そのためか、前々から嫌われているんだなってな描写があったのですが、ついには解雇と来ましたか…。