ハン所長と共に探偵事務所を開いていた主人公のイ・ダイルは、子供たちが連続で行方不明になるという不可思議な事件の依頼を受けます。調査を始めたダイルとハン所長の行く先に現れる謎の女の正体とは?!
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目次
【序盤】
真っ暗な夜、一面雑草が生い茂った空き地に雨が降っています。空き地には、一部分だけ土がむき出しになっている場所が・・・よく見ると地面から人間の手が出ているではないですか!
手が動き出し、泥の中から必死に這い出る男。やっとのことで地上に出ます。
降りしきる雨が泥を少しずつ洗い流して、徐々に男の顔が見えてきます・・・このドラマの主人公イ・ダイルです。
お話は2日前に遡ります。
事務所の経営難から引っ越しを余儀なくされたダイルとハン所長。荷物を運び出していたところへ1台の白いセダンが通り過ぎます。
ダイルは持ち前の洞察力で、車に乗っている男女は調査の依頼人だと確信しました。
ダイルの推測どおり、依頼人が事務所を訪ねて来ましたが、なぜか女性1人だけです。
「すぐに仕事が出来ますか?」と聞く依頼人に対して、ダイルは「どんな仕事によるか違ってくる」とクールに答えます。
依頼人が話した内容は、次の様なものでした。
7歳のウンニュルちゃんと、同じく7歳のガラムちゃんが、同じ日、30分おきに別々の場所で行方不明になったということ。
行方不明になったのは1週間前の8月21日、いずれも午後7時を過ぎてから行方不明になり(韓国では8月のこの時間はまだ暗くなっていない時刻です)、女の子のウンニュルちゃんはマンション前の公園で、男の子のガラムちゃんは自宅の部屋からいなくなったということ。
そして警察の捜査はすでに始まっていることも付け加えました。
するとハン所長は「警察が動いている事件は調査することが出来ない」と断ったのですが、その時ダイルがこう言いました。
「もう1人失踪している子供がいて、それはまだ警察に通報していない。その子も同じ日、同じくらいの時刻に違う場所で失踪した。その子を探してくれというのが本当の依頼なんですよね?」
さらにダイルは小さなメモから、大手旅行会社の代表であるイ・ギョンウという人物のインタビュー記事を探し出し、この人物こそがその子の父親であり、本当の依頼人だと言い切るのでした。
女性が本当の依頼人でないことも、最初から見破っていたのです。
ダイルは車に乗って外で待っていた本当の依頼人・イ代表が脅迫状を受け取っていたことも見通していました。今まで一度もメディアに出たことが無いイ代表がインタビューを受けたのはその内容に犯人へのメッセージが込められてただろうと推理したからです。
そしてダイルは「運転手はどこに行ったのか?」とイ代表に聞きます。
戸惑うイ代表に対してダイルが続けます。
「これは奥さんの車ですよね?普通、大企業の社長の車に“子供が乗っています”ステッカーは貼らないでしょう?しかも自らが運転して来るなんて。
運転手を通報してください。ただし、運転手は身代金は持って行ったけど、子供は誘拐してませんよ。」
ダイルはこの依頼を正式に引き受けることにしました。
するとイ代表が「もう引っ越しをする必要はありません。このビルは今朝、私が買いました。娘のハウルさえ見つけてくれたら、この先ずっと家賃も受け取りません。」と言うのです。
そして詳しいことは、ペク弁護士と話してくださいと言い残し、事務所を後にしました。
女性はイ代表の弁護士だったのです。
ペク弁護士は、万が一ハウルが殺されたとしても犯人を捕まえれば契約は維持され、ハウルが無事ならインセンティブが追加されること、報酬は提示された金額をそのまま支払うことなどを二人に伝えました。
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【中盤】
警察はイ代表の通報を受け、運転手の家を捜索していました。
パク刑事は、運転手の家の駐車場に停めてあった、イ代表の車のトランクの下側から大量の札束を発見します。
警察の取り調べを受けている運転手は、自分がバレエ教室にハウルを迎えに行った時には、もうハウルはいなくなっていて、自分が誘拐したのではないと刑事に訴えます。ハウルはバレエ教室から忽然と、まるで蒸発したかのように消えてしまったのだと。
ダイルとハン所長がウンニュルが行方不明になった公園を調査したところ、生垣の隙間に動物の毛が残されているのを発見しました。子供1人くらいは通れそうな隙間です。
その隙間の先には、これまた人間が通れそうなほどの土管があって、その中にキラキラと光るボタンが落ちていたのでした。
続いてダイルとハン所長はバレエ教室にやってきました。
そこでウンニュルと幼稚園で同じクラスのセリンという女の子が突然泣き出し、教室を飛び出して行ってしまうのです。
ダイルが外に出ようとするセリンちゃんに話しかけます。
ダイル 「どこに行くの?」
セリン 「ボリが来るかもしれないから」
そしてセリンちゃんがダイルの耳元で何かをささやきます。何を言っているのかは聞こえません。
セリンちゃんは「誰も信じてくれないの、おじさんも信じない?」とダイルに聞きました。
ダイルは「おじさんは元々誰の事も信じないよ。だから何でも確認しないとダメなんだ。」と、子供相手にもストレートにものを言います。
そんな2人を少し離れた場所からじっと見ている若い女性がいました。着ている制服を見ると、ヤクルトレディのような職業のようですが・・・。
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【終盤】
今度は引っ越し業者を装って、行方不明の子供たちが通っていた幼稚園に入りこんだダイルとハン所長。
そこでダイルは、幼稚園の外ににあるウサギや鳥などの動物を飼育している場所に、ボリという名前が書かれた犬小屋を発見するのでした。
一方、ハン所長は引っ越しについて園長と打ち合わせをしていました。
ハン所長は話をする中で、園長が冷たく、情が無い利己的な性格で、ヒステリー持ちだということを感じ、幼稚園で働いていた先生たちの心情を推し量ります。
この幼稚園には、敷地内に先生たちの社宅もあり、そこには若い女性の先生がまだ1人だけ残っていました。
ダイルはこの先生のスニーカーに付いていた動物の毛(生垣に付いていたのと同じ毛です)を見逃しませんでした。
そこでダイルは、この先生に犬のボリについて尋ねてみました。
先生は、ボリが子供たちが行方不明になる前日にいなくなったことや、以前にもボリが地面に掘った穴と柵の間から脱走したけど、その後また戻って来たという話をしました。
ボリがいなくなった正確な日付がわかったのは、先生が日記を見たからで、その日記は誰にも見られないよう、押し入れの布団の間に隠されていました。
幼稚園を後にしようとするダイルとハン所長。そこにはまたあのヤクルトレディがいるではないですか!
顔を見られたくないのか、ヤクルトレディは二人とすれ違う時に背を向けます。
しかも密かに二人が乗って来た引っ越しセンターのトラックの写真まで撮っていました。
謎のヤクルトレディはその後、パク刑事のいる警察署にやってきました。
署員とも楽しそうに話をしているところを見ると、いつも配達に来ているようです。
しかしパク刑事だけはヤクルトレディに冷たい態度を取ります。
そこへ突然、バレエ教室にいたセリンが入って来ます。
セリンと顔見知りだったヤクルトレディは「刑事さんに何か言いたいことがあるなら言ってごらん。」とセリンに優しく語りかけます。
セリン 「ウンニュルはボリについて行ったの。」
ボリが犬だと知り、真剣に話を聞かないパク刑事に、ヤクルトレディは「本当かも知れないじゃない!」と訴えます。
するとパク刑事は、必要以上に強い口調で、もうここには来るな!と冷たく言い放ったのでした。
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【今日の探偵 1話の感想】
序盤から速い展開で、物語の中に引き込まれてしまいました。
ダイルのルックスが良くクールで、でも自分勝手なキャラクターに反し、ハン所長のコミカルな演技がとても面白くて魅力的です。
子供の連続失踪という重くなりがちなテーマに対して、 二人のユーモラスな駆け引きがドラマ全体を中和させています。
冒頭のダイルが泥の中から這い出るシーンは、今後どのように物語につながっていくのか、そして行く先々に現れる謎のヤクルトレディは一体誰なのか、今後がとても気になるドラマです。