結局、罷業を宣言するサンコク大学病院。病院の人たちは今頃は罷業の記事があがったんじゃないかな?と内心、自分たちの正義が世間に認められるんだと期待しますが…。ク社長は既に先手をとっていました。
ク社長は覇業宣言と当時に記事を出していた。病院の公式的な立場を明かし、それとなく世間を味方につけたのです。ク社長が今まで病院とはまったく無縁だったこと、そして薬物混用を事件を自ら明かし、しっかり謝罪を行ったこと、そして地方の医療サービスのため現在、病院内でトラブルが起きていること、今までの全ての病院内の事件がク社長の味方をしています。ことはまるで、病院の人たちが自分たちの利益のため悪行を重ねていて、そこで病院とまったく無関係のク社長が腐りきった病院を精算している。まるで正義の物語だ。そういうふうにみえるのです。すべてを予想し予見ていたク社長。物語の歯車はク社長を中心に回っているのです。
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目次
本編
韓国の病院はあまりにも偏っている。すべての病院がソウルに密集しており、ソウルから離れるほど病院の数は虚しくなるほどないのです。韓国とあるの地方の産婦人科の死亡率は高い。あまりにも高すぎる。病院がすべてソウルに密集しているためです。ク社長が言っていることはすべて正しいのです。病院には「ク社長は正しい」と思っているものは少なからずいるのですが…。
病院は疲れている。病院の人たちは一睡もままならず、忙しく働いています。それなのにク社長は病院経営診断といって構造調整を行っているのです。人は一向に増えず、残った人たちでなんとかやりくりしているのに、これ以上人を減らすのか?病院の人たちは反発する一方です。
しかしク社長の意図は少し違っていた。これは本当の経営診断だったのです。なぜ赤字なのか?黒字を出す道筋はまったくもってないのか?もっと効率よく病院を経営する方法はないのか?純粋にそういったものを調べるためのものだったのです。
ク社長、そして彼の率いる人たちは経営のプロです。利益を出す方法さがし、非効率的な今のシステムの廃止します。その一つで「教授たちは待つのが嫌で手術室を先取りしている」これをなくします。そして病院が利益を出す方法です。それは葬儀の費用。最後にペットの手術費です。ペットの手術費に医療保険が入る余地はありません。言ったもの勝ちなペットの手術費。利益を出すためいろいろ模索するク社長です。
そんな中、児童青少年科の専門医は「自分たちの科を紹介する」と社長のもとへ訪れます。専門医は「ク社長がやっていることは正しい」と思っている人で、ク社長に何かを見せてあげたかったのです。そして、児童青少年科にはいろんな子たちがいた。入院のときは母と一緒だったのに、手術費のためか帰って来ない母を持つ子。その子はいつも「お母さんはいつ来るの?」と大人と会うたびに聞きます。そして生きているのが不思議に見える赤ん坊もいました。
いろんな事情が混ざり合っている児童青少年科、ク社長はそこを訪れて何を感じたのかは、まだわかりません。しかしク社長はしっかりと児童青少年科を見ました。
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中盤
前回、胸部外科センター長ギョンムンの患者が亡くなりました。その手術はギョンムンがする予定だったのですが、罷業の会議のためギョンムンは手術を別の医者に任せた。そして患者は亡くなったのです。
病院では患者が亡くなったら、医者たちが集まり「なぜ亡くなったのか」それを審査する会があるようです。ク社長も今回のその会議に出席するのです。
医者たちは思います「専門用語だらけの会議で何も聞き取れないはずだ」しかし、努力家のク社長です。
ク社長「少し待ってください」
ク社長「なぜIVなんですか?」
ク社長「要領エラーや心血管合併症のため、初期投入はIMでにするのが」
ク社長「ガイドラインにあったプロトコルのはずですが?」
ク社長はものすごい努力を影でしているらしく、医者たちの会議を全て聞き取り、医者のミスを指摘したのです。社長の指摘は的確だったらしく、医者たちは困惑しはじめます。雰囲気は変わった。
医者1「なぜIMにしなかったのですか?」
これではミスを犯した医者を責めるしかありません。すべての予定が狂いはじめました。ミスを犯した医者は言い訳をはじめるのですが、ク社長はことごとくそれらを指摘しはじめる。しかし、そんなものは些細なものです。
1万分の1。麻酔で人が亡くなる確率だそうです。今回の手術はその確率で亡くなった。本当にそうだったのです。
胸部外科センター長ギョンムンは皆の前で、社長の前で訴えます。自分は胸部外科医であること、地方で医療を学び、地方で手術を行ってきたこと。そして、地方の病院で160人の手術を行い、全員亡くなってしまったこと。それから地方の病院もなくなってしまったこと。失敗から何かを学び新しい可能性見出すことだってできた。しかし、そんなことは起きなかった。病院は破壊された。数多の非難も聞いた。勤務怠慢、血税の無駄、不親切、赤字。公共医療の閉鎖に同調する数多な書き込み、すべてを見てきたギョンムン。
ギョンムンは訴えます。みなさんは知っているはずだと、不親切で古い公共医療院に身を預けるしかない、地方の老人・子供・基礎生活受給者を。彼らを路上へ追い払った一番の原因は財政赤字だと。当時の医療院は毎年4億円の赤字を出していた。
ギョンムン「3,4億円。ものすごいお金です」
ギョンムン「全部我々の血税です」
ギョンムン「当時、その地方の1年の財政がいくらだったか知ってますか」
ギョンムン「1兆2千万円です」
ギョンムン「民間病院に追いやられ、もう10%も残っていない公共医療院が閉鎖された理由、赤字4億円は」
ギョンムン「地方の1年財政の0.025%です」
ギョンムン「私は聞きたい」
ギョンムン「3,4億円がそんなに惜しかったのか」
ギョンムン「本当の問題は閉鎖ではない」
ギョンムン「当時の医療院に問題はあった。はい、認めます」
ギョンムン「しかし、問題点を見たんならなんとかして問題を解決し」
ギョンムン「また使えるようにする機会でもあったのに」
ギョンムン「それらすべてを破壊してしまったんです」
ギョンムン「地方医療を生き返す最後のチャンスだったのに」
ギョンムン「なくしてしまったのです」
ギョンムン「ク社長、我々胸部には人が足りないです」
ギョンムン「人々はその理由をあまりにも容易く話します」
ギョンムン「若い医者たちが、やりやすく、金になるほうへいくからだと」
ギョンムン「しかし若い医者たち皆がそうなのではありません」
ギョンムン「しかしなぜ毎年の胸部外科医が20名を超えないんでしょうか」
ギョンムン「病院が胸部に投資をしないためです」
ギョンムン「赤字手術が多いから」
ギョンムン「病院が採用をしないためです」
ギョンムン「働き口がないから」
ギョンムン「でも、我々は今日も手術をします」
ギョンムン「1万分の1の危険があっても」
ギョンムン「患者を殺した医者だと」
ギョンムン「汚名を着せられても」
ギョンムンの話を聞き、立ち上がるク社長。雰囲気はもう患者を殺したか否かの問題ではなくなりました。
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次回
ク社長を追い払おうと動くセンター長たち、しかしセンター長たちを束ねる副院長はク社長と前から協力関係なのですが…。次回、何が起きるか全然明かしてくれないライフ。次の展開が気になります。
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感想
話が深く、ときに熱く洗練された物語です。すごく時間が早く過ぎちゃうドラマで、今見ているドラマの中で断然トップの面白さです。ク社長は本当に魅力あふれる人で、かれが行う行動すべてが何かの伏線、何かの布石になっています。今回もいろいろと動き回る社長でしたが、いったいどうなることやら…。次回が楽しみです。